昨日、NOAHの代々木体育館での試合を見に行ってきた。
東京でプロレス観戦するのは2020年の１月以来だから、ほぼ２年ぶりだ。
先週、２年ぶりに東京に遊びに行き、やっぱり都会楽しいなあ！となり、どうせ年明けはまたコロナ流行って来られなくなるだろうから（新しい型が入ってくるのもすぐだろうし…）、プロレス観戦に来るなら年内だなってNOAHのHPをたまたまチェックしたところ、代々木体育館でビッグマッチがあると知り、メイン中嶋と拳王か！他の試合は興味出ないけどこれは見たいな…ってなり、試合の２日前にチケットを買った。
ここ数ヶ月、ほとんどNOAHをチェックしていなかった。リアルタイムで見られなくて、ちょっとずれて見ようとするとABEMAのは別料金で、レッスルユニバースに配信される頃には見るのを忘れていて、ユニットの入れ替わりが激しいのが付いていけず、で気持ちが離れていた。
最近、スマホの中の画像を整理し続けているのだが、コロナ前の汚染されていない杉浦選手のツイッターをちょいちょいスクショしていた。お茶目でシモネタ好きなオヤジとしての杉浦選手が好きだったなあ。以前より陰謀論ツイートへのいいねが減ってて関心が低くなっているということだと思うけど。５０代であの体型維持できているのは、そうとう頑固なんだろうと思う（道場のユーチューブ見てたら、豚肉のちゃんこは食べられないって清宮選手だかが言ってた気がするけど、からだ作りのためかなあ）。その頑固さが陰謀論に対して起こってるなら、無理だよなあ…。
東京で友達にも会ってきたのだが、１度NOAHに連れて行った子で（ハマり始めてくれたがコロナの間に結婚して子供を産んで、ライフステージが変わってしまった）、ちょっとプロレスの話にもなり杉浦選手のことを言ったら、「じゃあ試合出てないの？」と聞かれて、いや普通に出てるよ…って言ったら驚かれたけど、やっぱり私の感覚おかしくないよなあ。
思想や信条は自由だし、一人だけワクチン打ってなくても大きく感染は広がらないだろうしそこはもうしょうがないけど、ツイッターは会社管理にしないと試合出させません、くらい強いことしてくれてたらよかったな。
そういう暗い気持ちを抱えながら観戦するのが辛くて、スカッとするために見に行ってるのにおかしいよな？？ってなり、もしも今回見に行って楽しくなかったらもう見るの止めようかなあって思ってた（最近新日復帰した選手に対してもまじかよ会社…ってなったのでプロレス界と、自分とのコンプラ感覚の違いが辛い）。
初めて代々木体育館に行った。
原宿駅のすぐ近くにあるのだが、原宿で降りるのってザ・お上りさんって感じがして落ち着かない（今の若い子は逆にもう原宿には行かないのかな？）。
原宿駅はすっかり新しく・大きくなっていた。第一体育館では女性に人気のバンドかなんかのライブがあるようで（今調べたら藤井風っていう方）、ぞろぞろ人が並んでいて、第２体育館はその裏で、さっきの行列も相まってなんかこぢんまりしてる印象で、物販とか色々は緊張して目がぐるぐるして無理なので中に入り（ツイッター全然見てないからわかんなかったけど、開場前に清宮くんのサイン会があったのね、レッスルユニバース会員はポストカードもらえたのね。ツイッター見てないと情報入ってこないなあ…ツイート数多すぎてスクロールするのがめんどくさいんだよな）、客席を見渡し、ああまだお客少ないの続いてるのかあ…と驚いた。
試合の２日前にチケット購入したけど、スタンドのすごく見やすい席で（第２体育館は一番後ろでも近いし、プロレス観戦に向いてる良い会場だなと思った）、後ろの席は１列がら空きで、うーん…。
地方の人が東京に来るハードルは上がったまんまだもんな…。私も今回は来たけれど、またコロナが増え始めたら来ないし…。東京人が多いとはいえ、コロナ前のあの観光客とか海外の人とかでパンパンな感じがないもんな。
音響がちゃんとしてる会場での観戦も２年ぶりだったので、入場曲の重低音が心臓に響いてくる感じ、新鮮だった。金剛の曲変わったの？ってなったけど色々あるのね。
お客さんがNOAHのロゴの入ったライトを振っているのも新鮮だった。たぶん私が最後に見たときは、サイリウムOKですよーってなり始めたばっかくらいだ。NOAHの客層って、一人で来てる男性が多いんだな～って思うけれど（大体いつも男性に挟まれて観戦してる）、このライトって客層に合ってんのかな。隣の男性二人が試合が始まると前かがみで手を組み観戦を始めたので、監督スタイル…となった。
拍手だけだとやっぱり物足りないなあ…ともなった。人がぶたれたり蹴られたりしてるのを見ながら宝塚みたいに拍手してるの、変な感じ。私は声出せない人間だけど、コールがある世界が懐かしい（それはそれで癖のあるファンに気が散ったりするけどさ）。
自分の席のやや後ろの方に、よく聞き取れないけど冷笑批評家タイプの客がいるのを感じ、近くの席じゃなくてよかったとなった。ネット上でやってくれ。
メインまでは、好きな選手重点的に見る感じ。稲村選手とか清宮選手とか（女が好きそうな選手ばっかで恥ずかしいなあ）。誰と誰がユニット組んでて誰がフリーなのかもうわからないなあ（相関図見る気力もない）。ユニットについて全体を理解できたこと１回もないな…。
KENTAが参戦すると発表されて、楽しそうだなあとワクワクした。どんな試合スタイルになるんだろうな。
でもやっぱりそれほど試合に入り込めずでメインまで進んでしまい、私はやっぱり飽きてるのかなあとか思ったけれど、メインの序盤で隣の男性がコックリしてたから私の感覚も普通なのか？
メインの途中から試合に入り込めた。なんていうか、試合への集中が増すと、光が強くなって視力が良くなり、雑音が消え、まるでリングサイドで鑑賞しているかのような感覚になる。「ゾーン」に入った自分を感じる（棚橋の試合は危険じゃなくてもそれになりやすいので好きだ）。
コロナになってから配信でしか見られなかった、コロナ前も数回程度しか見たことがない「よく死なないな」っていう、限界を超えて戦う試合だった。
プロレスは強く当たっていなくても強く見せる工夫をするのだと段々知識としてついてきたので、痛くなさそうな攻撃を見かけるとそういうもんなんだなと思うようになったのだが、これは…普通に痛そうだぞ…？普通に頭蹴ってるけど大丈夫なの…？？となった。やっぱりNOAHのがハードヒットなのかな。
トップロープでの攻防だったり、場外へのダイビングフットスタンプだったり、私は小さく悲鳴を上げながら観戦していたけど、主要ファンはどんな気分で観戦してるんだろうなあ。
NOAHの選手といつか軽く話せる時が来たら、こういう試合の時の記憶ってあるのかどうかを聞いてみたいな（レッスルユニバースで見直したら、試合後仲間にケアされてる拳王選手の口が「終わった？」って言ってるように見えて、オオわからない状態なのかあとなった）。まあサイン会すら人見知りすぎて近づけないけど。
NOAHの試合の重さって、なかなか女性ファンは付きにくいだろうなあ…とも思った。やっぱちょっと怖いもん。よく脳震盪起こさないよなと思う。母は、新日なら付いて見に来たいって言うけれど、NOAHはいいって言うのは、重くて大変な感じが伝わるからだろうなと思ってる（棚橋とかオカダ見たいだけっていうのもあるだろうけど）。私はそういうところが好きだけれど（危険じゃなくておもしろい試合が一番理想）。
拳王選手と中嶋選手の試合を見ながら、二人の最盛期を見届けられてる今のこの時間、すごい貴重なことなんだろうなあ…と尊さを感じていた。最盛期とか言うと失礼なのかな？でも、プロレスの表現力みたいなのが身について、身体も思うままに動かせるのなんて本当にちょっとの期間だろうな。ベルト巻いたら怪我しててもむりやり試合しなきゃだろうし。
プロレス玄人の人たちの、ドローで決着が見えてしまっている試合、タフマンショーで退屈、30分にまとめるべきって感想も見かけて、そういう見方もあるのかあってなったけれど、私はこの試合が30分なのか60分なのかもよく理解せず見ていて、ドローなのかな？って思ったのは残り５分のところだったので、わかってないで見るの楽しいな～
試合が終わり、ああすごいものを見てしまったなあ…となっていたら、潮崎選手が現れて、おお今日来られてラッキーだったなあってなった。二人がんばってたのに試合終わったらあっさり称える時間無かったなあとは思ってたけど、帰ってからツイッター見たら、拳王選手ファンが主に怒ってて、確かにもうちょっと余韻が欲しかったな…NOAHはエモい感じ狙っていくといいと思うな。
終わってから引き返していく時、第一体育館ではまだコンサートが続いていて、チケット買えなかったのかなっていう女性数人が、外で漏れてくる音聞いてて、こういうのもいいなあってなった。
久しぶりにプロレスでドキドキが起こってしまい、いまだにちょっと余韻を引きずっている。人間の強さを感じられると自分もパワーもらえるのだ。自分がやったら死ぬだろうなって感じだけど。
箱推しは複雑な気持ちがあるのでやめてしまったが、もうちょっとお客入んないかな。コロナだから無理なのかな。こんなすごい人達見ないのもったいないよという気持ちだ。元旦、親に言ってもべつに反対されなかったし、コロナ流行ってなかったら見に行こうかなあと検討中だ。
次の日のスーパージュニア、予定は空いていたがまあ２日連続はさすがにねと思いワールドで見たらおもしろくて、行けばよかったなーって後悔中。久しぶりに熱が戻っている。
