書き終わらないうちに月日はスーッと過ぎていく。
2月の末に、地元に来たDDTとNOAHの試合を見に行ってきた(2月って何となく来る団体毎年多い気がする)。
DDTは今まで2回見に行ったことがあるけれど、大田区と国技館のビッグマッチだったので、近くで見るのは初めて。
去年全日の試合を一緒に見に行った、非プロレスファンの友達をまた誘って行った。
棚橋も前ポッドキャストかなんかで言ってたけど、プロレスファンじゃない知り合いを連れて行くときは「選手たち楽しくしてくださいよお願いしますよ~」って気持ちが強い。安くはないお金払ってこちらの趣味に付き合ってくれてるからな。お願いしますよ~
当日ゆっくりめに出発したら、駐車場がいっぱいで遠くに回されてしまい、慌て気味に行ったら納谷選手がロビーでフラフラしてたので、地方でもDDTはこの感じか!となった。リング設営とかも全部選手でやっているとどこかで読んだけれど、帯同スタッフは本当に少人数だし(チケットのもぎりも練習生がしていた)、プロモーターが入ってる感じしないし、本当に全部自分たちでやっているのかな。
オープニングコールを選手がしゃべって会場を温めて、他の団体と空気が違うなと思った。
第一試合でお客として来ていた赤ちゃんが泣いちゃってると、レフェリーや選手が気にして静かに試合しようとしたり、全部ネタにしていた。
第二試合が一番わけがわからなくて(平田選手が「前橋で革命を起こす」っていう抽象的なテーマで戦っていて、革命だと何回も叫びまくって熱いけど全く内容が無い)、劇を見ているようでおもしろかった。
休憩時間、人見知りすぎる私は売店に近づくこともできず座ってお客さんを眺めていただけだけれど、常連さんは何枚かポートレートを買うのは当たり前なんだなと知る。友達も人のこと観察しちゃう人なんだけど、「前に座っていた人すごく分厚いファイル持っててそこにサインしてもらったの入れてたよ」と教えてくれた。きっとそこには何十万円(もしかしたら0が1個多いのかな…)分以上の写真等が入ってるんだろなあ…。一人のファンがグッズに使ってくれる金額がものすごく大きそうだ(ファン裏切った時が大変そう)。
後半はアントーニオ選手が相変わらずの自分の世界作り出してておもしろかった。笑い担当以外の選手は地方興行って感じで大人数でわあわあやっていた(試合見慣れればそういう試合でも分析的に楽しめるんだろうけど私はまだまだそこまでいけてない)。
やっぱりプロレス会場は非日常の空間だ。奇抜な恰好をしたムキムキ男たちを眺めてわーわーする不思議な空間。
試合を見に行った後、美術館にも行ったのだが、震災だとか地元の空襲だとかをテーマにした真面目な内容だったので、エンタメを見た後の落差にクラクラした。
友達は、「やっぱり楽しかった、また行きたい」と言ってくれた。よかったよかった。女子プロを私も見たこと無いので、女子プロも行ってみよう!と言ってある。
その2日後ノアの試合を見に行った。母も行こうとしていたが(私がテレビでNOAHを見ているとき横で何となく見ているので、どんな雰囲気かは認識している)、職場の人にそれがバレて「(コロナなのにそんな人が集まるところ)行かないわよね」と釘を刺されたらしく、けっきょく一人だった。
NOAHは気を付けて開催してくれてるし大丈夫な感じするけどなあ。
今は色々な種類のプロレスが見たい気分で、地元でマットプロレスの試合があると知り、行きたかったけれど、これはたぶん選手と近すぎるからリスクあるかな…と諦めた。佐藤光留選手見たかったな。
チケットは地元のプロレスショップで買ったのだが、席を選べず取り置き扱いだったので当日になるまでわからなかった。
で、当日確認したら一番前だった。
生れて初めてーー!!やったーーー。ありがとう!!
まあ、1番前と言えどコロナ仕様だから鉄柵との間もだいぶ取られていたけれど、人の頭を気にせず見られるなんてすごいなあ。コロナ前だと汗を浴びるほど近かったのかな?
試合前、リングの調節をしていた若手の子(練習生?矢野選手?髪短くてマスクしてるともうわからん)が、リングの周りに敷いてあるマットを四つん這いになりながら一周消毒液を掛け拭き掃除していて、もうやってること修行僧じゃん…普段の生活だってたぶん修行僧じゃん…となった。がんばりよ報われますように。
(他にも練習生の子たちがいたけれど、辞めないでデビューしますようにと願っておいた。デビューするにしろドロップアウトするにしろ、納得するまでやりきれますように。お客がいっぱい入ってお給料上がっていきますように)
杉浦選手に対してどんな気持ちになるんだろうなとハラハラ感も持ちながらの観戦だった。ツイッター、最近は変なのリツイートしていないけれど、いいね欄覗くとあいかわらずだ。
知らなければ普通に楽しめてたはずなのにな。過去の発言を知ると(震災の時とか、リデット社が離れる時とか)、けっこう心が折れやすいタイプなのかな?という気もする。身体はムキムキで、リング上ではかっこいいのに、意外に心は弱いのかなあ。って思いながら観戦した。また純粋に応援できる日は来るかなあ。
そういえばこの日だか前日だかに、格闘技ライターの人がサイバーファイトの取材は今後しないという宣言をしてファンがざわざわしていた。自分から断ったのかサイバーファイト側から言われたのかあいまいな表現にしてたので何とも言えないけれど、ゴタゴタした雰囲気って続くなあ。
セミファイナルの試合が1番楽しかった。
金剛と…正規軍(NOAHってヒールユニットあるのか?金剛だけがそうなのかな)。
金剛のヘビー好きだな。丸くごつい選手が多くて、見た目でお金取れる!ってなる。パワーボム見るだけでニコニコしてしまった。髪の毛とか衣装にしても、プロって感じで、意識の高さを感じる。プロのオーラ出てる。勝彦選手のシャッターチャンスタイム、1番前だからきれいに撮れるかなってわくわくしてたけどこっち側は来なかった。
清宮選手もあいかわらず爽やかで、向こう側の世界の人って感じで良い。稲村選手も見ていてワクワクする。ヨネさんと谷口選手もいい感じに盛り上げてた。
丸藤選手と潮崎選手のチョップの打ち合いも見られた。
怪しいマスクマンも現れ、地方のただの大会なのにありがたいなあと思った。
NOAHジュニアはあんまり興味無かったけど、吉岡選手とか覇王選手とか、1個いい試合見ると興味出てくる。覇王選手はタッグの試合でいつもぼっこぼこにされる役になっちゃうけど、あんなに投げられて身体大丈夫なのかな…?ってなる。体重軽いとはいえ男の鍛えてる身体じゃ負担すごそうだ。
NOAHの試合やっぱり好きだなあと思った。コロナが終わったら地元の試合、母とも行きたい(今月来る新日の試合は、母も見に行くのだが)。棚橋が新日の苦しい時代にがんばって、地方の試合も1列ずつ毎年席増やしていったと本で書いてたけど、NOAHも1列1列増やしていって、もっと大きな会場でできるようになるといいな。
広報のノリが嫌いなのでそこはもうしょうがない距離をとり、杉浦選手の問題は個人的にスルーできないタイプなので苦々しく見守り(引退の時期も視野に入ってくるのだろうけどそのまま終わっちゃうとかまじで嫌だな)、飽きたらフェードアウトしましょう。
帰ってNOAHのハッシュタグを追っていたら、私の席の左右に座っていたお客さんが同じくらいの時間にツイートしたようで、続けてつぶやいている偶然を発見し(撮ってる画像でわかった)、世界狭いな~となった。
後楽園で前方の席によくいるお客さんがいて、去年の高崎の時にもいたし、すごい追っかけしてるんだな~と思ったけれど、こっちが覚えているということは向こうにも覚えられているのかな。
たぶんあと1年くらいは遊びで都会には行かないので、NOAHまた来てくれますように。ワクチン早く普及してくれ