オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

78 久しぶりに熱くなる・サイン会参加

2023.8.27

NOAHの川崎大会に行ってきた。

お盆についにコロナにかかり、体調は万全ではなかった。弱気になり、この暑い中都会に行くのかと、当日まで出かけるか決めかねていた。

熱出たのは3日間くらいだったし後遺症は軽かったけれど、胃がずっと気持ち悪いのが残っていた。家で配信見ればいいかな~と思いつつ、最近の生活に鬱屈していて、このまままた1週間が始まるのはやばい気がして、気分を切り替えたいと出発した。

 

毎回久しぶりの都会。都会の人、マスクしてない~でもかかったばっかの今の私は無敵だから!!マリオのぴかぴか光ってるときみたいな気持ち、と胃のオエオエ感(電車酔いも加わった)。

 

最近観戦した何回かのNOAHは当日券買っている。今回も。前売りと値段が変わらないのだ。ぎりぎりでチケットサイトから買って手数料上乗せで端っこの席割り振られるより、当日券で対面の方が、受付の人もわりと良い席を選んでくれる気がする。当日券が端っこになったとき、NOAHに人気が出ていると実感するでしょう…(いやでも今回お客多かったのにすごく良い感じの席だった。一人だし、キャンセルされた席なのかなと想像)

 

今回清宮選手のサイン会にも参加した。

去年?地元にNOAHが来た時もサイン会あったのだが、人見知りが発動して、グッズ買って並んでサインもらうなんて耐えられない…になってしまい席直行だったが、今回は、もらうんだ!という強い気持ち。

サイン会の列はけっこう並んでいて、30分くらい待ったかな。3時開場だったけれど、たぶん4時の試合開始までに全員は終わってなかったんじゃないのかな。

個人TシャツはXXLしか残ってなくて、着るサイズで買いたいので、NOAHのロゴTにした。これで本人に何百円かは入るのかな。千円くらい入るといいのに…2割いかないくらいなのかな…

 

NOAHでサイン会参加したのはこれまで1回だけで、まだコロナ対応バリバリの頃にあった潮崎選手のだった。ビニール越しの撮影、お互いマスク、握手無しだったけれど、今回は全部もう解禁されていた(コロナ前はサイン会対象商品買えば好きな私物にサインしてもらえてた気がするけど、それはもうしないのかな?リデット社の時だったから方針変えたのかな)。

新日のサイン会はルール厳しいし撮影もできないけれど(地方でのファンクラブ撮影会で、友達が小さい子連れてたらその子はいっしょに撮っちゃダメって言われたのは、驚いたな~膝上で観戦OKなんだから6歳以下くらいOKでもいいんじゃないのかね。一度厳しくなったルールを緩くするのは難しいのだろうか)、NOAHは1つグッズ買って家族で並んでみんなで写真撮ってもらってて、おおらかだった。人気が上がっていったらルール増えるんでしょうけどね。

今までは選手と話すの無理だなあの気持ちだったけれど、これが最後かもしれないし(接触イベントへの積極的な気持ちはない…認知に執着し始めると病みそうだし)、待ちが長くて心の準備ができて、何のひねりもないけれど「G1の試合全部おもしろかったです、応援しています」と伝えて、ありがとうございますと目を見て返してくれて、握手してもらって終わった。

たったそれだけだけど、レスラーとはっきり目が合って言葉を交わせたという思い出だけで、じわじわと来るものがあるわあ。

 

自分はブスなので撮ってもらった写真を恐る恐る見たら、爽やかな笑顔の清宮選手と、ぼんやりとした笑顔にぼさぼさ髪の自分が写っていた。せめて、同じブスなら髪の毛くらいはちゃんとしておきたかった…!となった。コロナっちゃって切るタイミングが無かったため、もじゃもじゃだったのだ。

良い作り笑顔ですね!

~そしてまた8う777980(←猫通過)こじれた気持ち~

ファンって、基本的にキモいと思っている。愛されるって重たいじゃん?私は猫でさえ愛情が重たいと、うんざりすることがある。人間ならなおさらだ。理想とする、頭の中でできあがった清宮選手という妄想をぶつけられて大変だろうし。

最近、潮崎選手がつきまといするファンに警告ツイートしていたけれど、暴走するリスクのある人たち相手するの、しんどいだろうな。せめて爽やかに、清潔感を持って参加したいなあ。狂ってると思われたくない…善良なファンでいたい…

逆光でなんか天上の人登場みたいになってた

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サイン会を無事済ませ、会場に移動すると、お客が多くて驚いた。1600人くらい入ったらしい。まとまって空席のところは、アリーナの後ろのはじっこくらいだった。海外からのお客もちょいちょいいるぞ。

NOAH単独の大会でお客が多いと感じたの、この5年くらい観戦してて初めてかもしれない。コロナに突入してからは特に、客席の空き具合にハラハラしていた。

~そして少し悪口~

この間の地元で行われた日なんて、長野でG1あったし都内でもたくさん興行があってN-1前で、ただのテーマのない地方興行にお客は集まらず、スカスカさが目立っていた。客少ないのにエアコンがキンキンに効いていて、途中から寒すぎて頭が痛くなってきて試合内容が頭に入ってこず、早く終わることを願った。「寒かった」が感想になってしまった。デビュー2戦目?の大和田選手の緊張感が伝わってきたのだけは観に行ってよかったな。

 

川崎は大原選手がプロモーションを毎回頑張っているらしい。第一試合は大大原コールだった。棚橋が言う、プロモーションがんばって毎年1列ずつ席を増やしてきたという話を思い出した。

大原選手がチケット買って招待している席もあるとか読んだけど本当かな?後ろのはじっこのほうの席は、親子連れが多かったのでそうかもしれない。そういう人たちは最後の決勝出場決定戦の前に帰ってしまっていた。けれど体感お客の8~9割くらいは自分の意志でお金払ってきたんじゃないのかな。

 

応援めちゃくちゃ盛り上がっていた。近くの席の男性陣は、コールを先導していた。選手下げるようなことブツブツ言わないし(時々出る突っこみは笑っちゃうような内容)、変に自分が目立とうとする感じもないし、みんなで盛り上げようという空気。イケメンレスラーを連写し続けるお姉さん(千枚くらい撮ってるのかなという連写の音)、大声で応援し続ける小学生、みんな熱くて、良い席座れたな~と思った。こんなにNOAH好きな人いたのか…声援がうるさいと感じた人すらいるらしい。全員が満足するのって難しいね。逆に隣の男性は微動だにせず観戦していて、一人っぽいし寝てるわけじゃないし、まあまあ高い席だし内心めちゃくちゃ熱い気持ちなのかしら…と想像(でも私がイメージするNOAHファンってそういうタイプだな)。

 

稲村選手全敗中だったので、最後の試合くらいは勝てるんじゃないのと思っていたけれど、負けてしまった。負けて終わる気配が濃厚だったタイミングで近くの席の人が「稲村一勝くらいしろよーー!」と叫び、みんな少しフフフとなっていた。

敗戦後バックステージで、泣きじゃくりながら現状への歯がゆさや長期海外遠征を発表していたけれど、なぜ、リング上で言ってくれなかったのか…と動画を見ながら思った。あの日のお客さんならもらい泣きするくらいの熱さで受け止めてくれただろうに。大原選手ががんばって連れてきたお客は、たぶんバックステージの動画まで見ないでしょ。コアファンだけのものになっちゃう。ああいうの生で見せられたら「応援しよう!」ってなるんじゃないですかね。自分の尺なんて気にせず、やってくれたらな~

 

中嶋・潮崎戦を見るたび、2019年の両国でユニットを組んでいた二人のきらきら感を思い出す。蹴りとチョップの意地の張り合いを見るたび、「チョップ不利過ぎない?」ってなる。

勝彦様のシャッタータイムやっと正面で見られた(遠いけどね)

 

私が生観戦するビッグマッチでのシングルは拳王さまはだいたい「相手死ぬんじゃない?事故ギリギリじゃない?」という技を仕掛けていたので、危険でない試合もあるのねと知る。私はこのくらいの拳王様の試合が好きですね。今年の元旦の試合で清宮選手が変な落ち方したとき、会場のお客引いちゃってた気がする。

その場ではいろいろ思っていたけれど、時間が経ってしまったので試合への感想はこんなもんだな…

 

潮崎選手と征矢選手が勝ち点同じ、直接対決は引き分けだったとかで、決勝進出者決定のための試合が、追加で行われた。お得感で嬉しくあったが、予定していた試合が全部終わった時点ですでに3時間経過。お腹すいた。そりゃちびっこ連れで来た人は帰りましょうになるわね。

 

征矢選手が試合開始直後攻めていったので、短時間勝負でおもしろいやつになるのかな!?と願っておいたが、なんだかんだで30分近くやっていた気がする。長い。集中力が続かない。エルボーの打ち合いが多かったような…終盤は熱中して応援した。

(私は今も技のあれこれやら全然理解できないのだが、「潮崎選手の得意技で張り合っていたら、征矢選手不利じゃない?」と思ったので、初めて格闘技的な視点持てた…と感慨深い。)

どちらが勝つのかわからない試合で、会場は征矢選手推してる声が多かったかなあ。負けて退場するときに、大コールが起こっていて、征矢選手が「その他大勢の一人」から抜け出したのを感じた。

 

決勝は配信で見たけれど、潮崎選手目がうつろで意識飛んでない?3カウントもう取られてるようなもんじゃん…と普通に心配していたら唐突に勝ってしまい、へ……?まじか…と声を出してしまった。拳王選手が試合後の生配信イラつきながら止めさせていたけれど、不完全燃焼だったのではと想像。征矢選手が勝ってたらどうなったかなという妄想をついついしちゃうなあ。

 

潮崎選手もうちょっとコンディション良いときに決勝出てきてくれたらなあと思ったけれど、もうどうにかなるもんじゃないんだろうなあ…

 

~またこじれた気持ち~

潮崎選手の身体がボロボロなのって、ファンのせいでもあるのに、私は試合に不満を持ってしまって何様なんだろうなと、最近そういうことを考えてしまう。

ファンは応援する。レスラーは声援や視線に押されながら、これでもかこれでもかと技を受け、出し続け、体の限界以上の戦いを行い、ファンはそれに感激して摂取して支持していき、人気を押し上げていく。レスラーはそれを繰り返していくけれど、ある時から体は下降を迎え、今まで声援を送っていたはずの多くのファンは、違うレスラーに関心を向け、もう終わった人扱いにしてしまう。ぼろぼろの身体のレスラーが残る。

その残酷なサイクルとどう折り合いをつけよう…というのが最近の悩みである。飯伏がおかしくなったのも、このサイクルが関係なく無いと思うんだよな。

レスラーの舞台の裏側をリアルに描いたのかなっていう映画「ザ・レスラー」を観たら、富も名誉も家族を失っても、それでもリングに上がり続けるのがレスラーなのかなって思ったから、本人が選んだ人生にぐちゃぐちゃ言うなって感じだけどさ…

 

川崎のあの空間にいられてよかったな。行ってよかった。