先日のNOAHと新日の対抗戦をPPV購入して観戦した。
PPV買うの久しぶりだった。1週間2週間待てばだいたいのPPVは
サブスク配信なるし、配信にお金かけ始めるとキリが無くなるし、
で買わないようにしてきた。
今回のも1週間くらいでワールドで配信なるみたいだからいいかな~とか思っていたのだが、拳王様が新日ファンに前向きに注目されたのを実感したため、拳王がんばれ~の気持ちで買ってみた。
人がブレイクする瞬間を見るのは気分がいい。
これまで心無い新日ファンに否定されているのを目撃しては「言ってることわからなくもないけれど、ムカつく」と思っていた。やり方が下手くそだとしても、そのもがいている感じも拳王様の人生のストーリーを見せてもらっている感じがして好きだ。
ユーチューブも色々な方向から企画されてて、格闘家とコラボすると再生回数上がるとわかると力入れてて、殴られ屋気味だが、試行錯誤してるのが伝わってくるし、コラボ相手に対してリスペクト持って活動してるし、がんばれ~となる。
新日に乗り込んだときは新日ファンにまた冷めた視線もらってた気がするけれど、
「内藤の歴史を模造紙にまとめて、きらきらした顔でユーチューブで発表する」これが評価の風向きを変えるきっかけになるなんて、わからないもんだな…「あれ、拳王って何か、かわいい…?」って視聴者に思わせたんだろう。かわいいは無敵だよな~全てを包んでしまう。
内藤は打てば響くタイプの人らしいけれど、NOAHの静岡のサイン会に来い来い拳王様に言われて、来るのかな~来ないのかな~とファンをヤキモキさせ、来なかったな~と思わせといて試合後ロスインゴメンバー連れてみんなで来たー!!って期待上回ることしてたの、ワクワクした。その日はツイッター何回も検索して、来たかな~来たかな~来てるーー!ってしちゃったもん。
(新幹線で来たっぽいけど何万かけたんだろうな~どっちの団体が経費払うんだろうな~)
KENTAが新日参戦してしばらく批判されてたのに、バックステージで評価が変わった感じと似てる気がする。「ああこうやって盛り上げようとしてる人なのね」って理解できるといいのかもなあ。
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対抗戦はリアルタイムで見られなかったけど、その日の夜にはPPVを観た。
ツイッターを、試合の結果は知りたくないけど友達のツイートを見たいので(ツイッター依存が直らない)リスト開こうと薄目で見たら、内藤と武藤が対峙する画像が目に入ってしまった。
まあ武藤の引退試合はそんなに興味ないからそこは良いんだけど、今日の試合は内藤が勝ったんだなと知ってしまい、ネタバレにややテンション下がってしまったが、金剛とロスインゴの試合を目的に、下の試合は流し見程度で、作業用BGMくらいの気持ちで見ていたら、
「清宮くんとオカダがブチギレしてる……????」と驚いた。
こういうショッキングなやつを、事前に情報無く試合直で体感するのいつぶりでしょう。現地観戦したKENTAが内藤襲撃したやつ以来かしら。3年ぶりの感覚?しかも今回はプロレス内的なやつには見えない(ここも意見が分かれてファンが熱くなりだすやつのようだ。私は喧嘩に見えた派です)
選手が試合中にキレちゃうやつ好きは好きだ。田口監督がヒロムにキレたのを見たいのがワールドに加入したきっかけだし。
しかし今回は、怖くて震えてしまった。オカダはなんだかんだで品行方正だと思っていたので、そういう人がブチギレするなんて。飯伏に急にトランクでぶん殴られて、勝手にキレてる飯伏に攻撃されても逆ギレしてなかったイメージも強かったので。後輩に対しては厳しいらしいけど、その辺も自分で感情コントロールしながら怖さ出す人かと思っていたので、感情を抑えられず暴れまわる感じ、怖い…。
数ヶ月前、朝倉未来のブレイキングダウンのオーディション映像にハマっていた(ネットで名前を見かけたことがある、悪目立ちしている人たちも出てきて、こんな雰囲気なんだと知れて新鮮。出てくる人全員現実では関わり持ちたくない感がすごい)。
見た目いかつくてタトゥー入ってて(日本人のタトゥー人口こんなに多いのねと錯覚してくる)、でかい口叩いてるのに、試合になるとただ腕ぶんぶん振り回すだけだったりして、試合で金取れる格闘家たちのすごさを比較で感じたりできる。
全員何とかして目立ってやろうとするので、オーディションでも何回も殴り込みや襲撃が起こり、周りの人間が止める、を繰り返している。街の喧嘩感が強い。
オカダと清宮くんがブチギレてるの、最初「ブレイキングダウンみたいになってるな…」って思ったのだけれど、ガチで鍛えて練習してる人の暴れっぷりや、怒りの生の感情や表情、「レスラー」と「その人自身」の狭間を観察したくて、けっきょく20回くらい見てしまった。もしかしたらプロレス内のやつだったのかもしれないけれど、でも絶対本気でムキになってる瞬間はあったよな~
ノーコンテストになった後の髪の毛つかみ合いの時の清宮くんの目のひんむき方とか、退場する時の最後のオカダの振り返った時の表情、マイクを聴いている時の口元は笑っているのにだんだん歪んでいく顔、お互いの「自分がやられっぱなしでこの喧嘩終わりにしたくない」で意地の張り合い、頭への攻撃はどれだけ力加減しているのか(私はいつまでも素人なので、どこからが危険な攻撃になるのかがわからない)、真壁と稲村とレフェリーが試合をいつ諦めたか、100%の気持ちでするお客のブーイングの雰囲気(声出しOKでよかったよね)。
こういう時、止める側の人間の冷静さが好きだ。私は皇族の映像を見るのが好きなのだが、「SPが見たいから」が主である。SPの目の鋭さが見たい。普段の私の生活とは全く交差しない人たち。
止めようとするレフェリーや真壁が巻き込まれてて(一番最初何となくで見てたので海野レフェリーかなと勘違いしてて、普段すーぐ失神するのに全然しねえなあと思った)、諦めず止めていて、稲村選手がオカダ選手の方を気にしつつ清宮くんを止めて「落ち着きましょう」「落ち着いて」「清宮さん」と何回も声掛けする感じ、振り回されてパニック状態で止める本気の表情の若手たち…何が何だかの外国人のヤングライオン…萌えですね…(稲村選手、貧乏くじ多いね…売れますように怪我しませんように)
オカダ好きな母にも「オカダがキレたよ!!」と見せたら笑っていて、「おでこ怪我しちゃってるわね~」「どっちも金髪だからよくわからないわね」と言っていた。私が拳王のユーチューブ見てるのを「NOAHの選手で金髪の人好きでしょ」と認識しているようで、その後私は出かけたのだが、帰ったら「内藤の試合見たわよ、二人ともがんばってたわよ」と言ってたので、拳王も認識し始めた。
有田はこのこと話さないのかな~と思っていたら、取り上げてくれて嬉しい
大会前は、拳王と内藤のやりとりが注目されていたから、今回は少年ジャンプ的な、爽やかな戦いが見られそうねと思っていたのに、ドロドロですごい。シングルの試合も全体的におもしろかったし、行った人羨ましいな。元々行けなかったけど、横浜遠いんだよな…
ドームで試合するのかな~まだしないでほしいな~もうちょっと引っ張ってほしいな