オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

33 初めての東京ドーム観戦(レディースシートでのイッテンゴ)

新日本プロレスにハマって1年ちょっと、初めての東京ドーム観戦だ。

(イッテンヨンは仕事で行けなかったので2日連続ありがたや。来年はどうしよう…。)

 

イッテンゴの前日、行く予定だった友達が風邪ひいて急遽休みになり、ああどうしようと思っていたら、なんだかんだでしばらくは観戦休むはずの友達と行くことになった。最初からは見られないとのことなので、チケットだけ家に渡しに行き、1人で会場まで向かう(初めての場所苦手だし人ごみも嫌いだし、嫌だなあ嫌だなあと思いながら)。

 

駅でプロレスファンを見かけるかと思っていたけれど、冬は服装ではわかりにくく、総武線に乗ってもあんまりいないなあとなったものの、水道橋駅でたくさんの人が降りたので、この人たちみんなプロレスに行くのかあと新鮮だった。

駅でトイレに寄ったら、女子トイレはガラガラなのに男子トイレは列になっていて、ビッグマッチはまだまだ男性ファンが多いんだなあと思った。

 流れに乗って会場の前までたどり着く。東京ドームに来たのは初めてだ(地下鉄で後楽園に行こうとして微妙に迷ってドームの前まで来たことはある)。

 

テンション高いたくさんの人たち。本当にお祭りだ。本格的なコスプレをした人たちが植え込みの前に集まっていて、何かの取材も受けていた。こういうファンって他の団体のビッグマッチで見かけない気がする。

グッズは闘魂ショップでゆっくり見て選びたい派なのでスルーして、ファンクラブの人がもらえるカレンダーの列に並んだ。

G1で武道館に行った時くじ引き引くのに30分位並んだからまたそれくらいになるのかと思いきや、スタッフがしっかり配置されてて5分ちょっと並んだくらいだった(チケット・会員証・身分証の提示が必須でそこは厳しい)。

 

カレンダーをゲットし、さっさと中に入ることにし、ネットで予習した通り、チケットに書いてあるゲート(21番だった)に向かう。簡単な荷物検査をされてから中に入る。

レディースシートの特典のブランケットを通路のはじで配っていたのでもらって席に行く。(緊張してウロウロできない性格)。

 

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地元のロイヤルシートを買った時の特典が、まじで100均みたいなクオリティのものなので、今回のブランケットもペラッペラなんだろうなって思ってたらしっかりしてて驚いた。お店で2000円位で売ってそう。メイ社長の日記で、担当の人がギリギリまで悩んで作ったと書いてあった 。

 

中は暖房が効いていて意外にあったかかった。コートは要らないくらい。

野球のときと同じく、飲み物のサーバーを担いだ売り子たちがウロウロしていた。ビール1杯800円は高いな。日帰りなので飲酒できなかったけど、ハイボール飲みながら観戦してみたいなあ。トイレ行きたくなっちゃうか。

 

ファンクラブ先行でチケットを買ったのだが、スタンドの前から4列目くらいだった。

初めて買うのでどの席がいいのか分からなくて、1万超えちゃうのはなあと思い9500円の席買ったものの、売り切れてなかったので、遠すぎるのかなあと不安だったけれど、けっこう近いじゃん!となった(同じ料金のスタンド席と言っても、ファンクラブ先行で埋まる前の方と後ろでは何十メートルも離れている)。目視でも試合の展開わかった。まあモニターついつい見ちゃうんだけど。いつチケット買ったんだっけと発券日を見たら7月の頭だった…早すぎる…あと先行手数料高い…。

レディースシートだから配慮してくれたのか分かんないけど、退場する選手(勝った・負けたは試合によってバラバラだった。棚橋通ってほしかったな~)がすぐ前の通路を通っていくので嬉しかった。オスプレイが彼女?と記念写真撮るのにちょっと出てきたり、休憩に行く元井さん(細くてきれい)や白鵬が通ったり、興奮だ。

 

自分の周辺はたぶんみんなファンクラブ先行だったと思う。前に座っていた女の子たちは髪が赤メッシュだったりごついピアスしていたり、いかにもプロレス好きって感じだったけれど(4人で来ていたけどどうやって知り合いになるんだろう?ネットなのかな)、見た目でわかんない人もたくさんいた。一人で来てる人もたくさんいた。小ぎれいにしてる人が多くて、この間地元の試合見に行った時、友達と「女の子はかわいい子が多いのに男は何で清潔感無い人が多いんだろう」という話になったのを思い出した。女の子はたぶん、好きな人見に来てるから小ぎれいになるのかな~。

プ女子って、たぶんマナーすごくいいなと思った。何かしらのオタク出身の人が多いのかな?

座席通らせてもらう時は丁寧に言って通るし(私の横の人がそうだったからそう思っただけかもだけど)、座席で突っ立たないようにかがんだり、悪口言う時はこそこそ言って周りのファンに配慮するし。ブーイングはしてたけどヒールに対してだし。

声援が多かったのは、後藤・棚橋・飯伏・サナダ・オカダ・内藤だったかなあ(3Kのときに意外に静かになっていたので、あれ…?ってなった。ファン減ってるのかな大丈夫かな)。

プロレスファンの男性は大柄な人も多く、頭が被ってイライラするのも嫌だなと思ったのもあって選んだので、視界が快適だった(武道館のときの、やたら熱い男性ファンに交じって観戦したのも楽しかったけど)。

アリーナのお客さんが、選手の退場のたびに通路側にわらわら集まっていっていたが、周りで動き回るお客さんはいなかった。

 

 ライブに行ったことが無いので、入場シーンとても楽しかった。これはワールドで視聴したのだと全然わからない。試合観戦だけだったらワールドのほうがいいかもしれないけれど、入場観るのだけでもお金払えるなあと思った。

リングの上に設置してあるパネルが丸くてかっこいいし、CGもゲーム画面みたいでかっこいい。

ドームだから音の広がりが良くて、重低音が体に響いてくるのがいい。新日の選手のテーマソングみんな好きなのだけれど、入場がゆっくりだから1曲まるまる堪能できる。光がその選手によって全然違う。飯伏の時はゴールドの光がまぶしすぎて目を細めてしまった。時々火が出たり爆発が起きてビクッとなる。

 

ライガーさんの最後の試合だったけれども、最後だなあと思うとあっという間に終わってしまう。湿っぽさが無いのがよかった。

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長丁場で休憩時間無いので、トイレ休憩は試合中に行かないといけないのだけれど、ジュースとモクスリーの試合が始まる時に、アリーナのお客が休憩に大移動していた。やっぱ日本人選手の試合の方が人気あるんだな。 

モクスリーとジュースの試合は私の中でそんなに盛り上がらず終わったんだけど、試合が終わり「風になれ」が流れだし、鈴木みのるがステージに現れると、周りの子たちもウワアアと盛り上がっていたし、私もモクスリーと鈴木みのる、この試合は見たいなー!とワアアとなった。鈴木みのるは退場の時にこちら側の通路を通ったのだけれど、すぐには出口に直行せず、再び流れていた入場曲の二回目の「風になれー」まで待って、珍しく客を煽っていた。

 

予想よりリングから近い席とはいっても、遠いし天井が高い。遠くて音が反響してずれて聞こえて、試合中の音の迫力は全然なかった。棚橋の試合の時にセコンドについていた辻選手がマットをバンバン叩いて観客の手拍子をあおっていたけれど、遠いのでタイミングがずれて合わないなあと思った。

遠いとやっぱりお客さんの集中力が持続するのは難しいかもしれない。けっこうみんな、興味ない人の試合の時にはスマホ見たり喋ったりしていた。

友達は集中力が欠けるとすぐに寝てしまう人なので、よくウトウトしていた。飯伏とジェイであっても…「音が無いとだめってわかった」と自己分析していた。試合を堪能するという意味では、やっぱり後楽園ホールが一番だ。

 

外国のお客さんも多くて、絶叫している人には遠いのに注目して笑いが起こったりしていた。向こう式のチャント?もしたりしていた。誰に何言ってるのか全然聞き取れない。ザックやモクスリーの時に沸いてたかな。

 

棚橋のシングル戦、たぶん初めての生観戦だ。ワールドで見ているときから、なんか棚橋の試合って引き込まれるな~と思っていたけれど、やっぱり楽しくて、メイン以外では1番ワクワクした。ウトウトしていた友達も目覚めていたし、周りの人もみんな声援を送っていた。楽しい試合っていうのは、リングの遠さが消えるなあと思った。今思い浮かべても、まるで近くで見ていたかのような気分になる。

技の緩急とか組み立て方が良いのかな?変な間がない。沸いた気持ちが落ち着かずそのまま上がっていく。難しいことはわかんないけどすごいな~負けて残念だった。やっぱり棚橋はベルトが似合う。

 

ドームは、衣装も楽しみだ。

私が見始めた時、オカダは頭がオレンジ色で、Tシャツ着て長いパンタロンで、風船持って入場してて、正直この人がなんで人気なの??って感じだったのだけれど、去年のイッテンヨンで豪華な衣装に金髪に戻してて、…かっこいい!ってなった。

衣装楽しみにしていたものの、オカダも棚橋も私は去年のが好きだったな~オカダ選手のは特殊素材なのがすごいんだろうけど、去年の、紐がしゃらしゃらいっぱい付いてるの、あんな奇抜なのかっこよく着こなせるのオカダしかいないと思う。重かったらしいから体の負担考えてシンプルなのにしたのかな?パンツも去年の絶妙な丈が好きだった。棚橋は白が似合うと思うし!仮面ライダーに寄せなくていいのに。

 

去年のイッテンヨンは、ネットで退団が噂されている人たちがやっぱり負けていたので予想通りになったが、今年は予測がつかなかった。

メイン私は内藤に勝ってほしかった。

だって、膝が悪いじゃないですか。前日から膝に攻撃されると、生まれたての子鹿みたいになっていて、これで試合できるの?となった(オカダが攻撃すると思わなかった)。膝がぐるぐるでミイラみたいだ。1年後どうなってるの?iPS細胞どうにかしてください。今が活躍できるギリギリのタイミングじゃないのか、と思って。

後ろに座っていた人が詳しくて、技の解説もちょいちょいしてくれて、でもコールするのは恥ずかしいみたいでぼそぼそ分析的に話していたけれど、内藤派で(前の席の人たちはオカダ派だったから挟まれてたんだな!)スターダストプレスを出したあたりから絶叫して、勝った瞬間は叫びまくっていた。ひとの心を揺さぶる戦いがあった。オカダ選手が負けてべしょべしょに泣きながらよろよろ退場していくのを見て、美しいなと思った。

 

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内藤選手がマイクを始めた時、スタッフとして動き回っていた下田美馬さんが、選手退場の時だけ動かす柵をばたばた動かしていたので、誰か選手が来るのかな?ロスインゴの人たちが来るのかな?って思ってたら来なくて、あれー?と軽く思っていたけれど、マイクは続き、そっちに集中していたら、全然気づかないうちにKENTA選手が襲撃していた。

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まじ?まじで??帰れよーと本気で言ってしまった。いいよそういうの、今回はいいよ、そういうのは明日の大田区でやりなよ、と本気で思った。まじで、まじで?って何回も言ってしまった。初めてのドームがバッドエンドなんて。ワールドでもバッドエンドなんてなかなか無いぞ。これで終わり?って思っていたら終わってしまった(退場を画面で見守りながら、レスラーの身体マニアの友達が、BUSHIの身体が違う、本当にあれBUSHI?って言い出して怖かった。肉体改造したのかな)。

 

KENTA選手のことはバックステージ劇場で注目しだしていた。試合以外でいつも結婚指輪してるの好感度あるし。

1人で出てきて、なんてハートが強い人なんだ。前の通路を通っていったけれど、ほとんどの選手はこちら側なんてほとんど見ないで退場してしまうのに、ゆっくりスタンドの客も観察していて、煽ってくる客には逆にニヤニヤ煽り返していた(レディース席の人たちはやっぱりおとなしいのか、隣の男性客がいるゾーンで煽っていた)。強すぎる。なんていうか、こうやっていくぞという覚悟を感じた。終了直後は本気で帰れって思ったけど。

あとは試合内容だけだね、という評価をする人が多いと思うけれど、試合内容が悪くてもそれはそれでファンから本気で嫌われるし、口のうまいヒールって得だなあ。

 

ずーっとあーすっきりしないーと思っていたけれど、内藤選手はこれで終わりじゃないよってことか、まだドームでハポン締めするつもりなんだなあと解釈することにした。予定調和で終わらせないんだなあ。

 

終わってすぐ帰ることにしたのだが、最寄の水道橋駅から乗るとめちゃ混みだろうということで、秋葉原駅まで歩いた(30分位だ)。だらだら余韻に浸る時間はもう友達には無い。プロレスを見始めてから、私も友達も、急速に人生が動き始めている気がする。

 

後楽園ホールで試合を見ると、電車の時間を気にしてドキドキしながら駅まで向かい、ほぼ日付が変わる頃に地元に帰ることになり、田舎は大変だな…って疲れるのだけれど、今回行って、飛行機で何万もかけて来ているたくさんの人を感じ、自分は何て恵まれているんだろう…と思った。気が向けば行ける距離にいる。飽きるまで堪能しよう。