オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

3 血と毒霧

インスタグラムで田口選手の画像を検索していたら、海野レフェリーが田口選手のちょっとぽよっと垂れてしまったお腹をつまんでいる画像が出てきたのがおもしろくて印象に残っていたのだが、何日か経ってその試合を見てみようと、ツイッターでもいつのやつかわかるかなと思い「海野レフェリー」で検索していたら、「海野レフェリーが内藤の頭カミソリで切るのカメラに映っちゃった」という内容を書いている人がいて、朝の出勤前に検索していたので朝から震えてしまった。血管が切れる系の話題は貧血を起こすくらい本当に苦手だ。

額は出血しやすいので血がぴゅーぴゅー出てくるらしく(オエオエー)、レフェリーは観客にわからないように、ポケットとかに隠し持っていたカミソリで額を切って、血をぴゅーぴゅー出す演出をするらしい。それを「ジュース」と呼ぶらしい(オエオエオエー)。女性ファンが増えてきちゃったから、そんなにはしないのだろうけど。

その話を職場でしたら、往年の試合を見ていたスタッフが「額から血なんてよくあるよーブッチャーっていう外国人選手なんて毎回出てたよ。切れやすくなってたんだろうね」と当然のこととして言っていて、古式ゆかしいやつなのか…となった。

 

昔の試合を見ていると、レフェリーは本当にスポーツ審判ぽい雰囲気だが、今は何かギャグ要素的になってきてるのかなあと思っていたが、選手と打ち合わせばっちりだという観点は無かった。

 

田口選手の試合は、命の危険性をあんまり感じないし、コミカルだし時々かっこいい動きもするので(受け身が上手い、と褒めている人がいたのでその視点もこれから持たなければ)よく見ているのだが、BUSHI選手に毒霧を食らって負けたことがあった。

初めてBUSHI選手の毒霧を見た時はとても衝撃的だった(内藤選手がオカダカズチカにツバ吐いているの見た時もびっくりしたが)。ロスインゴベルナブレスのオシャレ担当っぽいのに、最初に水をプーって噴くのはこのことだったのか…口の周り緑色になってるじゃん…おしゃれじゃない…しかも毒霧って何…?フィクションとノンフィクションの狭間を楽しんでるのに、それはあまりにもフィクションじゃない…?(飯塚選手がガブガブ選手を噛むのは楽しいから、これも相手の選手がどういう反応で返してあげるかを楽しむための技なのだろう)とか思いながら、毒霧ってどこで仕込むんだろう、何か直前に海野レフェリーの胸ポケットの辺触ってなかった?と何度かリプレイしてみてけどよくわからなかった。

何となく、毒霧はどっかで水を口に含んでいるのかと思っていたが、「毒霧 成分」とかで検索したら、ツバと着色料を混ぜたもの、というのが有力説として出てきて、え?…ツバ…?BUSHI選手ツバ…?となった。

やっぱりレフェリーが着色料を隠して身に着けていて、受け取ることが多いらしい。

ツバの割に、かけられる量はけっこう多い気がするのだが、試合途中から口に溜めだすのだろうか…グレートカブキさんがバラエティで時々何人ものお笑い芸人に連続してかけているから、試合中の着色料もちょっと液体っぽいのかな…ツバか…。

かけられた選手は苦しんでいるけれど、あれは「臭いなあ」という表情なのかな…。

2 内藤選手のプロフェッショナル感想等

10月に新日本プロレスを見に行ってハマり、引き続き楽しんでいる。

 まあ、見に行けたのはまだ1回だけだけれども。

 

どうせ飽きるんだから、今の新鮮な気持ちをどんどん書いて、残しておこう。何も知らないため、知るたびに衝撃が走っているので、その時を思い出すために残しておこう。何ヶ月後に私は飽きているのだろうか。書き終わるのが遅いので、ああこれも記録しておかなくちゃ!というのが増えていく。友達と、どっちが先に飽きるかねえと言いながらキャッキャしている。

 

月額千円で過去の試合が見放題の「新日本プロレスワールド」に12月から入会してしまい、しこたま見ている。毎月自動で引き落としだ。保険やら公共料金やら以外で自動引き落としなのは久しぶりだ。私はいつ飽きるのだろうか、飽きたらすぐ退会しなくては。

本当はファンクラブも入りたいし、スマホの会員サイトも入りたいけれど、金額だって両方で月千円位?払えなくもないけれど、そんなずぶずぶ行っていいのか、と慎重だ。宗教とかじゃなくてよかった。

 

ひと月くらい前にNHKの「プロフェッショナル」で内藤哲也が紹介されていた。(今更の感想文だ)

プロレスを見に行くまで、誰なのか本当に全く知らなかった。会場で配られたチラシにお決まりの目を開くポーズで写っていたのを見て、「なんだろう、怖い、キワモノキャラなのかな」くらいに思っていた。

「ロスインゴベルナブレスデハポン」というグループ?チーム?を認識したときも、そこら辺の人と同様「え?何?名前長いし覚えられない」となったが、時どき口に出して言ってみたりした。

友達が「内藤の試合面白いよ、Tシャツ着てる人多いよ」と言っていて、人気なんだ~試合が面白いのかなあと認識し出し、雑誌「number」のファン投票の号をゲットしたら内藤が1位で、やっぱり人気なんだ~と思いつつ、なんでなのかわかっていなかったタイミングでプロフェッショナルが放送された。

 

下世話でゴシップ好きなので、私生活的なものも見られるのかなと思っていたが、素を感じたのは、芝居がかっていない真面目で照れくさそうなしゃべりかたと、スマホのケースと、星柄のタンクトップと、コインパーキングで小銭で清算する姿くらいだった。結婚して子供がいてもおかしくないだろうけど、実家のシーンでも家族は出てこないし、ましてや自宅は全く出てこないし、プロレスラーとしてのイメージはしっかり守ってるなと思った。

 

私は、一回挫折を経験した人の話に弱い。成功だけしてきた人の体験談を聞いても運が良かったんだろ、能力がそもそも違うんだろ、と斜に構えてしまうが、失敗を経験して這いあがった人に対しては、途端にその人に深みを感じて、話に耳を傾けてしまう。

 

内藤選手は、自分が次のスターになるだろうと思っていたのに、後輩に追い抜かされ、会社に軽く扱われ、観客にはヒールではないはずなのになぜかブーイングをもらい、どうしたらいいか悩む辛い時期があったようだ。

そんな時にメキシコに遠征し、ユニット「ロスインゴベルナブレス」の自由なプロレスに出会い、帰国してその日本版を立ち上げ、ウケ狙いを止めて自分がやりたいように表現したら、お客さんが付いてくるようになった。試行錯誤の末の立ち位置なのだろう。

「あきらめなければ夢はかなうという言葉は嫌いですけど、どんな状況でもあきらめなければ光は見えてくる」

番組中でもこのメッセージが黒い画面に文字でクローズアップされていたけれど、良いこと言うなあ、しかも説得力ある、と心に響いた。

 

私は就職活動で失敗し、1年近くほぼ引きこもりになっていた。母に言わせれば「拗ねてたわよね」と、1回だいぶ腐っていた。

やっぱり今でもその失敗経験がひっかかっているのだが、働き始めて6年くらい経ち、やっと現実的な向上心が芽生えてきて、がんばればいいのだ、となってきたところでの内藤選手のプロフェッショナルだった。

試合を見ていて好きなのが、劣勢になっている方を観客が応援するところだ。シナリオ通りといったらそれまでなのだろうけど、応援された劣勢な方は、声援に押されるようにやり返して、最後には勝ってしまったりする。

みんな、どこかしら怪我している。膝なんか傷めやすい箇所のようで普通にスタスタ歩けない人だらけだ。

あの有名な棚橋選手が42歳で、膝も慢性的に傷めていると知り、ピークはもう過ぎているのかなあと思っていたが、インタビューを読んだら、自分でピークは過ぎていると自覚している発言をしていて、ええっ、筋肉ナルシストっぽいのに自分のこと客観視してるのか、素直に受け入れてるのかあと切なくなった。人気も実力も1番ではもうないと自覚しつつ、きちんとトレーニングして、食事制限して、会社のために営業活動しまくってるのかあ。かっこよすぎるなあ。自撮り好きな人苦手だけどかっこいいな。

 

プロレスは人生だ、とちょこちょこ見かけるけれど、確かにそう感じる。

スポーツ全般観るのが好きだが、人生を感じることは無かった。オリンピックで活躍するようなスポーツ選手は多くが20代前半くらいで、応援はするけど自分を重ねたりすることはない(プロレスラーももちろん身体能力が素晴らしく、同じ人間なのにやっていることは非現実的で、はるか遠い存在であるが)。

 死人も出るような世界なのに、長い人は30年以上現役だ。その間それぞれ紆余曲折がある。ピークを過ぎたり、ケガで激しいことはできなくなったり。そうなっても、ヒールになって試合スタイルを変えたり、他の人の引き立て役になったり。何ヶ月もケガで休むことになってもがんばって復帰してまた活躍したり。

「諦めなければあなたも大丈夫だよ」と背中を押される気分になるのだ。

人生の参考にするのは中学の時にはまった中田英寿(今となっては何をやってるのかよく分からない人になってしまったが)以来だ。がんばれ、私もがんばる。

(単純に、マッチョが投げ合ってるの見てるだけで楽しいし)

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せっかく試合見放題のサイトに加入したのだし、内藤がメキシコから帰ってきて段々人気になっていくのを追っていこうと思って「内藤」で検索して、2015年の6月頃まで遡ったら、それはそれはとても大量の試合が行われていて、何百試合も見なければなの?と少しクラっと来た。地方の大会はまあ試合の流れとか大体一緒なので、飛ばせばいいんだろうけど、解説が入っているやつだったら「すごい批判されてるけどこれがいつ覆るんだろう」とか思うと、一応聞いておかなければな…とか思い始め、見すぎて目がかすみ始めると、私は何をしてるんだろうかと思う。

あと職場の人に90年代のプロレスの事を全然知らないのを鼻で笑われるのが悔しいので、有名な人たちの試合数試合ずつでもチェックしないとかなと思うけど、有名な人たち多すぎる…。

雑誌「ケトル」が新日本プロレス特集だったので買ったら、プロレスに詳しい人たちが記憶に残っている過去の試合を紹介していたのでこれも見なければ。

天龍さんの引退試合でオカダカズチカと対戦したのが評判がいいのでウキウキして検索したら無くて、新日本主催じゃないからとか…?とグーグル検索したらDVDが1万円と出てきて、まじか…となった。

 

1月4日は「イッテンヨン」と読むと学び(ん?イチテンヨン?)、1年の中で一番力が入ったイベントだとこの2週間くらいで学んだ。仕事を休まなかったので行けないし、1人でそんな人ごみに行くの考えると無理だなあと思うけれど、次は行けるかなあ。チケットの値段が年々上がってると聞くけれど、遠い席でも楽しいものなのかな(1番高い席は5万とあったけれど、すごいなあ)。

1 新日本プロレスを見に行ってハマった

新日本プロレスの試合を数週間前に観た。

とても面白かった。新しい扉が開いてしまった。もうそれからの今日まで頭の中は7割くらいプロレスのことでいっぱいで、週刊プロレス(この時代に週刊ってすごい)も初めて買って、ユーチューブで他の試合とか選手紹介とか見続け、なんとなく選手の見分けがついてきて、有料の試合動画サイトを契約するかどうか悩んでいるところだ。

 

 今までも何となくプロレスに興味があり、地元のアリーナにも地方巡業で毎年どこかの団体が来ていることも知っていたが、1人で行く勇気はなかった。知らない場所に行くのは苦手だし、何となく排他的な世界なのかなと思っていた。やっぱり痛くて怖そうだし。

テレビによく出ている、大きな体だけど不器用そうにニコニコしている元プロレスラーが、後輩をひどいしごきでいじめていたと何年か前に暴露されたのが印象に残っていて(業界では有名な話のようだ)、気は優しい力持ち、という妄想があったので、なんだただの暴力集団か、という目で見るようにもなっていた。

 

友達がテレビで試合を見て棚橋に急にハマりだし、家と仕事場の往復で死んだ顔をしていたのに宗教にハマった人のようにキラキラし始め、誘われたのでついに見に行った。

行くまでは、棚橋と獣神サンダーライガーくらいしか知らなかったし、どのくらい強いのかもわからなかった。

 

場所は後楽園ホールだった。後ろの方の席だが6500円した(友達はリングに近い9000円くらいの席が良かったようだが)。交通費入れると1万円超えてしまうので、安くはない。

まずすぐ近くにある新日グッズ専門店に行ったら、古いビルの2階で、シンプルにTシャツが陳列してあって、強めの恰好をしたお客さんがいて、なんとなく殺伐としているので、やっぱりなじめないかもしれないとドキドキした。Tシャツやパーカーはとてもたくさん置いてあったが、何もわからないので買わないでおいた。甥っ子に買おうかと思ったが90cmはなかった。

 

会場は後楽園ホールの上の方の階だ。目的の階まではエレベーターで上がるのだが、エレベーターの中まではなんとなく静かな雰囲気で、階に着いてドアが開いた瞬間から空気が変わって、にぎやかしくなって、一気に向こうの世界、という感じになる。

人ごみにいると気が遠くなってくる性格には(一人で来たら辛かったな…)と思った。

車イスとか、けっこうなお年寄りもお客さんでいた。お相撲さんも来ていた。

通路の物販をなんとなく見たり、サイン会と書いてある看板を見て、どうしたらサインしてもらえるんだろう、でも誰かわからない、となったり(色々知識が入って、今はクシダだったとわかった)、目がぐるぐるしたあと、会場内に入り、座席へと移動した。

会場内は予想よりこじんまりとしていた。中央のリングがスポットライトで照らされているのがきれいだなと思った。壁には応援幕が張ってあって、部活の大会みたいだと思った。

国技館みたいに席がすり鉢状なので、どこからも見やすい。指定席が本当にとてもはじっこになってしまったのでアレレと思っていたが、始まったら全然気にならなかった。男性のサイズに合わせて椅子が作られている感じでゆとりがあって良かった。

壁に大きく映像が流されていて、それまでの選手間の抗争とか、これからの試合スケジュールだとかが流れていた。映画館の上映前みたいに、観戦上の注意点も伝えていた(席動いちゃダメとか、動画撮っちゃダメとか)。初心者も受け入れてくれているんだなと思って安心した。

平日の夕方だったせいもあるだろうけど、一人で来ているお客さんは男女ともけっこういたし、コアなファン以外の人たちもいっぱいいた。会場がそんなに大きくないので、お客さんに一体感がある気がした。トイレでシルバーのコスチュームに着替えてる、体のラインがきれいなお姉さんがいて、向かいの座席に座っているのがとても目立っていた。ああやっていれば選手に顔覚えてもらえるのかなと思った。

 

下調べせずに行ったので、何もかもが新鮮で、それがとてもよかったと思う(むしろ調べたら行っていなかったかもしれない)。

 100キロのムキムキ男が、100キロのムキムキ男を持ち上げて投げ倒す、それだけですごい迫力だ。会場には肉がぶつかり合う音が響き渡る。ムキムキ男たちが、マット運動が苦手だった私には信じられないくらい簡単にクルクル回る、高いところからちゅうちょせずジャンプしてキックする、予想外の動きでお客さんをわかせる。

スポットライトに照らされて美しく飛んだり回ったり全身を使って戦う姿は、なんだか非現実的だった。劇団四季の劇を見て、身体能力の高さにうっとりしたのを思い出した。かっこいい。

試合数が8試合くらいあって多いなと思ったが、30分勝負と書いてあってもだいたい15分位で決着つく。休憩なしで、一番奥の席だったので、膀胱大きくて良かったと思った。途中でひと試合分くらい刺激になれて眠くなるが、また盛り返す。

タッグ(2人組み)で戦うことが多い。リングの中では1対1で戦って、タッチして交代する。その時はさらっとタッチしないで、息も絶え絶えで何とか這うように移動することが多い。

そんな感じで動きに演技が入っている。相手に蹴られたり踏まれたりしたら必ず痛がる。投げられたら背中とか首の後ろを痛がる。

痛そうな演技もしているけれど、でも実際痛いだろうなと思う。後ろの席に詳しい小学生がいて、選手の名前とかぺらぺら喋っていたけれど「音が大きいと痛くない」と言っていたのは、いやいや痛いでしょ、肌真っ赤になってるじゃんと思った。

リングの外にいる選手に、リング内の選手がちょっとしたキックとかして床に落とすのはよくあるやつ。

場外乱闘をだいたい毎回している(場外乱闘してくれているんだな、と思った)。お客さんの席まで突っ込んでいって、椅子がめちゃくちゃになる。お客さんも慣れていてささっと避けている。リングのコーナーに乗って場外にいる選手に攻撃する、というのもしょっちゅうやっていて、危なくないのかなーとドキドキした。

選手紹介をしている間に、相手チームが奇襲して急に試合が始まることがある。始まったの?と友達に聞いたら、さりげなくゴング鳴ってたよと教えてくれた(ゴングが鳴れば試合開始というのもよくわかっていなかった)。場外乱闘とリング内の乱闘が同時に起こっていると、どこを見たらいいのか分からなくなった。

顔が怖い選手は本当に見ていて怖い(あとで調べたら金丸という選手だった)。家で試合動画を見ていたら、鈴木選手という人も本当に喧嘩しているようで見ていて怖くて、人柄を検索したら「ヒール役に忠実だけど本当は良い人」というのが出てきて、怖いけど怖くないのか…となった。

ヒール役の反対はベビーフェイスと表現されているのをよく見かける。選手のキャラはずっと同じではなく、あるとき急にヒール役にもなるようだ。みんな人気が出るように、自己演出の模索を続けているようだ。強いだけだと人気が出ないのだろう。オカダカズチカというずっと人気選手も、4年前の本を読むと全然しゃべらないのが特徴だったようだが、今はしっかりと挑発的にしゃべるし、決まり文句の「金の雨が降るぞー」の言い方もすごい上手いと思う。いつも同じポーズで写真に写っているけれど、あれは雨が降っているか確認するポーズらしい。

何となくみんな話し方が似ている。スピーチがうまくないとできない仕事だから、政界進出する人が多いのかなと思った

タイガーマスクが今もいるのに驚いた。でも4代目?50代くらいの体型だった。関節技が多い。

衣装が奇抜でおもしろい。入場曲がみんなある。普通のジーパンに見えるような衣装も、すぐに外せる作りになっている。ヒール役の人も金属のアクセサリーは入場したら素直にすぐ外す。仮面ライダーみたいな衣装だなと思っていたら、実際仮面ライダー好きは多いようだ。

マスク被っている人がけっこういる。家で調べて分かったことだけれど、カタカナの名前でも日本人だったりする。若い人が海外で修行している時にマスクマンになって帰ってきたりするので、素顔や本名はけっこうわかってしまっている。けれどみんなわかっていない体で扱う。

監督とかコーチ?もリングサイドにいたので、素直にそういう役割のみで働いている人だと受け止めていたが、それも選手なのだと帰って調べてからわかった。

みんなチャンピオンベルトを持っている。チャンピオンベルトはせいぜい2~3個だと思っていた。

プロレス団体の中にまたチームがある。

IWGPのチャンピオンがたぶんすごいやつ(調べてないのでいまだになんなのかわかってない。その頭文字は池袋ウエストゲートパークだけだと思っていた)。

「ジュニア」というのは体重が軽めの人たちのこと(100kg以下?)。

いちおういつも何かしらの大会でみんな勝負しているようだけれど、カタカナ言葉が多すぎてよくわからない。

この選手とこの選手は敵対しているけれど、襲われそうになったら守ってあげたりとか、選手間の中にストーリー性があって、展開を追い続けたくなる。

割とみんな頭から落とされていてひやひやするのだけれど、大丈夫なもんなんだなと思っていたが、選手を調べれば調べるほど、首や背中を怪我して長期間休んだり、引退してしまう人が多くて、やっぱり危ないのか…となった。しかも最近そういう危ない傾向が強くなっていて、選手も他の人の試合を見ながら危ないと感じているのだとか。

棚橋選手が体を痛めているのは友だちから何となく聞いていたけれど、明らかに膝が痛そうで、数ヶ月休ませてあげて…でも人気選手だから集客力落ちちゃうのかな…と心配になった。休んでどうにかなるものでもないんだろうけど。

 

行く前までしたり顔で「やらせでしょ」と思っていた。実際見に行っても「つまらない、やらせじゃん」となってしまう人もいるかもしれない。でも私にはそのシナリオがありそうな感じも込みで楽しいなと思った。エンターテイメントショーだ。

これはどこからどこまで仕組まれている結果なのか?内部の人しか分からないだろうそのラインを考えながら見るのも楽しい。

 年間150試合位あるらしい。会場でも宣伝されていたけれど、本当に全国を回って試合をしている(新日本は今のところプロレス団体の中で一人勝ちらしく、チケットはほとんど売り切れてしまう)。お互い怪我をしてはいけないだろうから、ギリギリのラインで戦っているのだろうなと思う(いやでも怪我しすぎだと思うけど)。たとえやらせだろうが、試合後インタビューを見ていると、大きなムキムキの大人が全身汗びっしょりにして息も絶え絶えなのは、それだけで見ごたえがある。

 

初めて試合を見た日、家に帰って、見たものをネットで確認したら、ユーチューブで最初の2試合まで配信されていた。まだ衣装の無い、黒いパンツで黒髪の、デビューしたての男の子たちの1試合目が見られた。みんな、自分の名前がアナウンスされると、ガッツポーズで唸り声を出してテンションを上げていた。

次の日、職場で、なんとなくガッツポーズするタイミングがあり、あの男の子たち(ヤングライオンという名前らしい。かわいい)を思い出しながらやってみたら、体にパワーがみなぎってきたので驚いた。ガッツポーズすごい。

 

また次の日にはもっと知りたいと思って、週刊プロレスを買いに本屋まで行った。格闘技系の本の棚は男性の壁があって行きにくいので、夜遅く。

プロレス団体は他に10くらいあるとか、女子プロレスラーもたくさんいるとか、色々新鮮だった。あと血は出ないんだな~と思っていたのに、誌面ではめちゃめちゃ血が出てるのでウウウとなった(その後また買った号には、デスマッチで活躍してる人の試合が紹介されていて、こんなの実際見たら貧血起こすだろうなと思った)。

 

体力もだんだん落ちてきて、昔だったら知識欲に任せて夜更かしできたが、今はすぐ眠くなってしまう。だから、明日仕事から帰ってきたらまた調べよう、と思いながら眠る。

明日が来ることが楽しみなんて、とても久しぶりだ。ありがとうプロレス。

なかなか会場には見に行けないけれど、3か月に一回くらい行けたらいいな。この熱狂的な思いがいつかしぼんでしまうと思うのは寂しい(熱しやすく、冷めやすいタイプだから)。

今は田口選手にハマっている。毎月有料動画会員になるのはまだ慎重になっているので、来月になったらお金を払って、田口選手のアポロ55時代(古いのも見られるのかまだ調べていないが)とか、おちゃらけ路線に既になっていたのに高橋ヒロム選手と戦ってキレて本気出した時のとか、見るのを楽しみにしている。あとはアマゾンプライムで見られる有田の番組を見たいので、何ヶ月かだけプライム会員になろうか考え中である。まだまだチェックするものがいっぱいで大変だ。

ありがとうプロレス。