Ｇ１出場者が発表される日、プロレスを見たことが無い友達を誘って見に行ってきた。
席はリングサイドだ。オレンジ色の椅子に座っての観戦は、私が初めてプロレス観戦した時以来になる。
ファンクラブ先行で買ったせいか、本当にリングを真中から見ることができる席で、見やすさで言ったら今までで１番よかった（前の席が男性じゃなかったらもっと見やすかったな！）。
自分が好きなものを人にすすめるのは、ドキドキする行為でもある。安くはないチケット代払ってもらって見て、つまんなかったらどうしよう…。でも友達は私と違ってノリが良いし頭が良いし、ドはまりはしないだろうけどそれなりに楽しんでくれるだろうと予想していた。「予習しないで来て」「酒こぼす客いるから汚れてもいい服とバッグで来て」と言っておいた。
時間があったら闘魂ショップとかも行きたいなあと思っていたけれど、色々遊んでいたら試合が始まるギリギリの移動になってしまった。
エレベーターで上がって扉が開いた時友達は「オ」と言った、やっぱり、扉が開いた時に感じる向こうの世界に入る感っていうの、あるよなあ。
試合が始まった。やはり友達はノリが良いので大きい歓声を上げながら楽しそうに見ていた。よいお客さんの見本だ。
最初は辻選手と上村選手の試合だった。最初はデビューしたばっかの若手の試合だよと教えたら、「（上村選手がいる方言いながら）あっちが若手？」と聞かれた。やっぱり辻選手はベテラン感すごい。身体が育っていくのを見守るのも楽しいよと伝えた気がするけど、二人は既にだいぶできあがってるな。
タイチの入場に「歌うまいね」と騙されていた。
金丸選手の受けが好きだと伝えたかったけれど、今日はビヨヨン受けとかないし黙っておいた。鉄柵ジャンプはあって嬉しかった（スーパージュニア中は見られなかったから）。
田口監督には笑っていた。女性人気があるのもなんか理解できたようだ。お尻出しを、配信が無いときだけやっているのかと思ったら、今日もやっていたので、いいんだ…となった（近くの席の人は放送事故なんじゃとざわざわしていた）。
飯伏選手がムキムキすぎて会場が小さくどよめいていた。友達は筋肉のムキムキにも色々種類があるとわかったようだ。白くてほっそりした美青年が好きだから対極の世界だ。
ザックセイバーの細さに驚いていた。
ランスアーチャーがアイアンクローで勝利を収めたのだけれど、迫力がすごくて、ついつい「怪物だ…！怖い怪物だ…！」と連呼してしまった。化け物感がすごかった。アイアンクローという名称は聞いたことあったけれど、握力でメリメリするやつがアイアンクローだと初めて知った。高い位置から成田選手もバインと投げていて、やっぱり怪物感がすごかった。
（ランスアーチャーは腰痛が酷いというのをどこかで読んだけれど、クックパッドの番組に矢野選手と石井選手が出てるのを見ていたら、石井選手はショッピングモールのカートを押すのが辛いらしくって、衣装コルセットみたいだなあと思っていたけれど、本当に辛いんだなとわかった。鷹木選手もコルセットみたいな衣装だけれど、辛いんだろうなあ。腰痛はレスラー病らしい。あんな重い人持ち上げてみんな痛くないのかなあと思っていたらやっぱり痛いんですね。）
鈴木みのる選手はいつも怖いなと思っているけれど今日は特になんか怖いなと思っていたら、Ｇ１に選ばれなかったことを怒っていたらしい。鈴木選手は演技と本気の境がわからなくて怖い。
友達は事前知識なく来たので、プロレスは血が出るものと思っていたらしい。よく棚橋選手が言う「プロレスを見たことが無い人は血が出るというイメージがあって嫌がる」っていうやつだ。
そして実際この日は、内藤選手が口から出血していて、メインのＹＯＨ選手も試合序盤で耳の後ろ？から出血していた。ＹＯＨ選手の出血は、最初どこから出血しているのかがわからず、首が真っ赤になっていたので、首切れたのかな？とざわざわした。なかなか止まらないし。色が白いので赤い血がとても映えて痛々しい。私は人の血が苦手なので少し自分の手先が冷えていくのを感じた。貧血の恐怖。
友達はやっぱりプロレスは血が出るんだなと思ったようだが、後ろの席の観戦慣れしてそうなおじさんたちが「止血したほうがいいんじゃないか」とか言っているのを聞いて、これは非常事態だとわかったらしい。私もまあそんなに見に来てないけど出血する選手を見るのはロビーイーグルス選手以来だ。
（関係ないけど、鼻血が出たか鼻に手をやってチェックするプロレスラーのしぐさかっこいいなと思う）
今日はマイクなしで終わりかなあと思っていたら、田口監督が現れて、なんだかんだでＳＨＯ選手とＹＯＨ選手が締めていた。負けた人たちがやるパターンもあるんだなあと思っていたら、どうやらレアケースだったようだ。スピーチに苦手意識があると地獄だろうな。マイク用に専門の先生とかつけてるのかな。
時々解説を友達にしたけれど、これは説明しすぎかな…とか思いながらで（ヤングライオンは先輩に勝っちゃダメっていうのは、純粋に楽しんでる人に野暮だったかなあとか）、間違ってるところもあっただろうから周りのお客さん聞いてて頭の中でつっこんでたかなあ。
イービルが、他のロスインゴの選手が拳を合わせる中一人帰ってしまったのを、離脱するのかな？っていうストーリーが面白いんだよ！って説明をしてしまったんだけど、帰ってから、Ｇ１が始まるから、仲間でも今はライバルだ！っていうことの表明なのかとわかり、アアとなった。
私のヒールとベビーについての説明を友達はよく理解できなかったようで、サイトを見てヒールにもいろいろグループがあるんだねと理解していた。ここを次に引き込む人には丁寧に説明しよう。理解力が高いので選手の名前とかすいすい覚えていっていたのでさすがだと思った。
試合後、いつもは地元に帰るので電車の時間を気にしてさっさと帰るのだが、今回は友達の家に泊まらせてもらうので近くでご飯を食べて行こうとなった。東京ドームでサザンのコンサートがあったらしく、すぐ近くのお店はどこもいっぱいで（ホットドッグは嫌だとか言ったせいもあるけど）、ちょっと歩いてサイゼリヤまで行った。サイゼリヤとても久しぶりなのでテンション上がった。
友達は成田選手が気に入ったようで、かっこいいねと何回も言っていた（若すぎるというのが若干気になるようだが。年取ったなあ）。一人に注目すると沼の入り口なのでよしよしと思った。
今回は石井選手のサインＴシャツを着たのだけれど（友達に仕上がってるねー！と笑われた）、油断して洗濯してしまったらサインがほぼ消えてしまい、死にたい…となった。またサイン会に行けばいい、サイン会に行けばいい…ガンガン着てサイン消して外着にしようかな…早く二回目のサイン会参加しなきゃ。石井選手お願いします。
あと、棚橋選手のサイン会も行ってみたいなあ。確実にサインもらうには４時間半くらい並ばないといけないと、ツイッター見てて学んだんだけど、ちょっとなあ…。
最近、都会に行くときは選手にばったり会ったとき用にサイン色紙持っていこう！と思っていて、ただのお上りさんだ。
７月は見に行かないと決めたので、次は８月のＧ１決勝だ。買うのが遅すぎて後ろの中の後ろみたいな席になってしまったけれど、買えた分だけいいや（転売サイトで1.5倍くらいの値段付けられててイライラした。利益目的の転売は違法になったらしいし、ガンガン取りしまってほしい）。大きい会場は初めてだから楽しみだ。
ショックなのであんまり見ないようにしていたけれど、ほぼ消えてるやんけ。うおーん
