オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

5 新日本プロレス 飯塚選手の引退が表明されて

新日本プロレスにハマったということを職場で話していたら、10年くらい前に棚橋選手に会って写真を撮ったというスタッフが写真を持ってきてくれた。

当時その人が勤めていた職場に棚橋がベルトを持ってやって来たので、そこで撮った記念写真らしい。試合も見に行ったとのこと。

試合後の食事会に参加したら、職場で会ったことを覚えていてくれて、気が利くし、まるでホストのようだったと言っていた。お姫様抱っこされて写真を撮るチャンスがあったようだが、棚橋ファンの女性たちの視線が怖かったので、他の選手にしてもらったとか。

いいな~いいな~

10年前というと総合格闘技にお客さん取られて人気が低迷していた時期か。

その頃ハマっていたらチケットは取りやすいし選手とは交流できるしよかっただろうな(って友達に話したら、まあ学生だったしお金無かったよねって言われて、確かにねってなった)。

まだハマりたての頃(数か月前なのにはるか昔のよう)、雑誌「ナンバー」の写真を見て、棚橋選手って深みのある優しい顔してるんだなあと思ったけれど、昔の写真を見ると、金髪が長すぎるし(映画撮影で切ったとあったからずっとロン毛がトレードマークだったのか)、目もつり上がっててイケイケで、この頃見ても響かなかったろうな。今はなんか、お父さんって感じのみんなを包み込む表情だ。

1月に見た記事によると、棚橋選手はケガに苦しんでいた2017年ごろ、2020年のお正月大会の時引退表明して、2021年には引退しようと考えていたそうだ(また読もうと思ったら見つからない)。

嵐や安室ちゃんでも言われていたけれど、応援できるうちに応援しなければ(棚橋選手、引退は今のところないとはいえ、いつしてもおかしくないヒザのぐあいだろう)。

飯塚選手の引退が発表された日、仕事が休みで家にいて、記者会見もリアルタイムで見ていた。

KUSHIDA選手の退団はネットの噂で見かけていたけれど、飯塚選手までいなくなってしまう。どちらも何回かプロフィールチェックして、段々身近な感覚になっていた。

飯塚選手を初めて見た時、なんだこの人?と思ったけれど、見慣れると、ウロウロとガブガブだけで試合を盛り上げられるなんてすごいな!獅子舞みたいで縁起がいい!となり、客席を徘徊してお客さんを盛り上げる姿に温かくなり、ガブガブされた選手がどんな「痛い痛い痛い」という反応をするのか楽しくなり、口のマスク?が外される場面だけ何試合か見たりしていた。

プロレスラーって現役長くていいなとか思っていたのに、数ヶ月で見慣れた人たちがいなくなってしまう(外国の選手なんて特にだろう)。

なんだかとても寂しい感覚だ。信頼していた職場のスタッフが辞めてしまったときくらい寂しい。

引退の日が発表されたとき、すぐにチケット情報をチェックして、まだ6500円の席が余っていたのでいつもの友達に連絡してみたら、売り切れちゃうかもだから買っておいてと言われてあっという間に行く流れになった。

動画サイトで、スーパーストロングマシンの引退記念試合を見ていたので、ああいう特別な空気のところに行けるのかとワクワクしている。にわかファンなのに空気にほだされて泣いてしまうかもしれない。人間に戻って普通にしゃべって終わらせても、ウガウガを貫き通して終わらせても、どっちにしろ感動じゃないか。正解しかない。

とりあえずTシャツ買って着て観戦しようと、この間後楽園に行った時にゲットしておいた。引退記念Tシャツは出さないのかな。Tシャツなんて、そんなにコストがかからないイメージだけれど。

 

 飯塚選手の髪があった頃かっこいい、というのを聞いたことがあり、動画サイトを検索した。一番古い試合はソ連の選手と戦っていて、歴史を感じる。

ボタンを「9」くらいまでクリックしたら、髪有りになった。10年前、2008年頃だ。10年前にハマっていたらな~と思ったあの頃だ。

髪有りのときの最後と思われる試合を見た(最近無料公開になっている)。飯塚選手は天山選手と組んでいた。飯塚選手、今の方が身体が厚くないか。

確かにかっこいい。後藤選手っぽい雰囲気。その次からデスマッチになるのでそれに驚きつつ見た。

今よりも観客の雰囲気が殺伐としているように見える。男性客がメインで、応援も男性の低い声だからだろうか。試合前にはスーツのおじさんが、スポーツ大会開催前の校長先生のように硬い文章を読み上げていた。私がイメージしていたプロレスの試合って10年前のものなんだとわかった。

 全然知らないユニット「GBH」と戦っていた。矢野通が金髪で、真壁と二人で本当のヒールとして動いていた。今はネタ的になっている、コーナーマットを外すのも、特に盛り上がらず(ブーイングされてるんだろうけど)いつの間にか外されていて、何回も相手を叩きつけていた。

大きい大会だからなのか?四方のリングサイドにカメラマンが張っていて、若い選手もたくさん見ていて、リングの周りはごちゃついていた。内藤、裕二郎、タイチ?がいるのはわかった。 

天山選手のおでこが切れて、大量の血が出ていた。これが「ジュース」というやつなのだろうか。カメラが追っていないときにいつのまにか出血は始まっていた。血が全然止まらない。

天山選手、前見えてるのかな、出すぎじゃない?という量が出始めていた。なんかもう「ぬるぬるぬらぬら」って感じの量が出ていた。想定内だったのだろうか。真壁選手、そんな天山選手と戦っていたけれど、他人の血をそんなに素肌に浴びて大丈夫なのかな、と不安になるレベルだった。デスマッチは避けながらきたのに、こんなところで血みどろを見ることになるとは。

もう途中で止めようかなと思ったけれど、薄目薄目で見て、真っ赤にぬるぬるの天山選手を飯塚選手が裏切るのを見届けた。かわいそうだ、ぬるぬるでがんばったのに。

ということで、今のところ髪の毛が生えた飯塚選手=天山選手の血、というイメージで止まっているので、一つ一つ試合を見てみようと思う。