オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

4 新日本プロレス 2回目の観戦

先日、KUSHIDA選手の見納めに人生2回目のプロレス観戦に行ってきた。3ヶ月ぶりくらいだ。

 

私は基本的にとても心配性である。楽しみも心配のタネになってしまう。

普段は自覚しているので出さないように気を付けているけれど(年取って心配するエネルギーがもうないというのもあるけど)、今回チケットを取ってから心配性に火が噴いて、この一ヶ月「インフルエンザになったら」「雪が降ったら」と行けなくなることをビクビクし、ずっと職場でマスクをして予防し、病的な感じになりながら試合の日を待っていた。

観戦に行く前日、緊張する用事があってハラハラして胃の調子が悪く、用事が終わってからもKUSHIDA選手へ感謝の気持ちを込めて応援ボードを夜なべして作って(結局見てもらえない席だったと勉強になりましたが。作っていたら親に爆笑された)、手は疲労で震えてくるし、できあがって眠ろうとしても疲れすぎていて脳が興奮して逆にすぐ寝付けないし、もうだめだという感じだったけれど、その日の朝起きたら体調は復活していた。

 

後楽園に向かう前にBUSHI選手の経営する唐揚げ屋さんに行ってきた。大学の友達の地元で、よくヤンキーネタを言っていたので(コンビニ前でラップバトル挑まれたとか)、ここが噂の場所か…と思ったりして楽しかった。イートインコーナーは無いので公園で食べた。屋台のからあげって感じの衣で、普通の味付けと黒からあげと食べ比べしたけれど黒からあげの方がスパイスが効いていておいしかった。

 

今回も前回と同じ友達と見に行った。

友達は、前は棚橋一筋という感じで、棚橋引退したら観るの止めると言っていて、少し寂しく感じていたけれど、数ヶ月で色々広がりができたようで「デスペさんの身体が好き、田口監督も好き」になっていた。

私も監督が好きで、その日にサイン会があるとわかり、二人でオオオとなった。

監督はサイン会や撮影会をしょっちゅうしているイメージだけれど、友達が行く日にちょうど当たるのは初めてらしい。土日休めない仕事なので、人気選手のイベントはなかなか行けなくて残念だそう(棚橋のとか全然行けない、とぼやいていた)。

タオルを買いたかったので、ちょうどよかったなーと思い、グッズ売り場が開場する数秒前に階にたどり着き、最初よくわかってなくて普通のグッズ売り場のところでモタモタした後サイン会用の売り場に並び直して、自分の番が来たら、数人前でタオルは売り切れになっていて、ガーンとなった。

やはり安いから、数量限定らしい。あとはTシャツとか高額グッズだけになってしまった。だからお客並んでいたのか…。

Tシャツ…全然デザイン好きじゃない…クシダ選手が描いてあるから在庫処分でしょ…(クリスマス前に競馬の宣伝で会場に投げていたのがこのTシャツだったらしいけど、辞めるってわかってたから豪勢にプレゼントしていたのかな)。

今年の夏は職場にプロレスTシャツ着ていくのを楽しみにしていて、誰の買おうか、ネットで見ながらワクワクしているけれど(SANADA選手の骸骨がジャンプしてるやつは買おうと思っている)、田口選手のは、そもそも69というのが下ネタじゃないですか…私下ネタ苦手だし、職場の人もたぶん引っかかるとは思うもののつっこんではくれないと思うんだよ…。

と友達に言っていたら「着るの?洗っちゃうの?」と言われ、そうか飾っておけばいいんだ!KUSHIDA選手いなくなるから記念になるし!とあっさり納得できた。

 

サイン会は、田口選手の30分後にYOSHI-HASHI選手も予定されていた。

時間まで列に並びながら売れ行きを見ていたけれど、YOSHI-HASHI選手のグッズはなかなか売れず、人気無いんだ…復帰したばっかなのに…と切なくなった。天然ボケっぽい感じらしいけれど、自分の人気についてどう感じているのだろう。内藤選手も昔はこんな感じだったのだろうか(先日の試合で、天然ボケっぽいところがうまく作用していたようだから、人気になっていくのかな。去年のG1での棚橋選手との試合をたまたま見たけどおもしろかった。)。

 

 そして時間になって、田口選手が現れた。サイン会案内の張り紙に「女性はハグします」と書いてあり、してもらおう!となった。

監督はニコニコという感じではなく、淡々とサインしていた。我々の前までみなさん握手だったのでちょっと勇気が要ったが、友達に倣い、サインしてもらってハグをお願いした。

ハグしてもらうと、筋肉で硬いのかと思っていたけれど、柔らかい感じだった。ケガしにくいイメージだけれど、受け身が上手い以外に、筋肉の上に脂肪があるというのも関係しているのだろうか。

映像で見るとお腹が垂れているイメージだけれど、背が高くてがっしりとした分厚い身体で、街中には簡単にはいない、やっぱりプロレスラーという感じで、終ったあと、やっぱりかっこよかったね!とミーハーな感じ全開で友達とニヤニヤしてしまった。

人に言うと引かれるだろうなと思って普段は言わないが、私はアラサーになる今も人と付き合ったりだとかしたことがないので、大人の男性にハグされるのは田口監督が初めてだ。監督ありがとう!

 

その後時間までに急いで闘魂ショップに行って飯塚選手のTシャツを買って、会場に戻った。

 

今回は特別リングサイド(8500円!)だ。最初誘われたとき、ケチなので断ったけれど、そうかKUSHIDA選手もう最後だよな…と思って見納めのつもりでやっぱり行くことにした。

残念ながら、席的には大外れだった。試合途中「この席はもう選ばないようにしよう」と何回か愚痴ってしまった。

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(ここから愚痴が続きます)

西側A列の15~21番台の座席だったのだけれど、座ると前の人との座席の感覚が20センチくらいしかないのに、北側半分の座席の人たちはここが唯一の通路のようで、始まってしばらくはたくさん人が通り、試合中もトイレやら売店やらに行く人が行ったり来たりしていて、そのたびにちょっと足曲げなきゃで試合に集中できず、それが試合が盛り上がってる時にも起こったりして、イライラしてしまった。

通る途中、汁物こぼしていったおじさんがいて、前の人のコートにもかかってしまったのに「ごめんなさいね」で行ってしまって、前の人気付いてないけど勇気出なくて伝えられなくて、モヤモヤしてしまった。試合中もゆっくりフラフラ歩くおじさんいて、酔っ払いだったのだろうか?お酒出すイベントってこんなもんなのかなあ。申し訳なさそうに通ってくれたらそれだけで納得するのだけれど。

8500円は高すぎる。値段下げるか通路考えてほしいなあ。この値段でも私たちのように買うお客さんがいるんだからまあ値下げなんてするわけないだろうけど。ギリギリで買ったからこんなもんなのだろうか。

 また、大きい音が苦手なのだけれど、近くの通路にスピーカーが設置されていて、耳ちょっと塞いでしまうほど音楽が大きくて、友達と話すにも耳元で言わないと伝わらず、耳鳴りするし、そこも辛かった。試合動画を見ていると、時どき赤ちゃん連れの人がいるけれど、うちの甥っ子をあの大音量の席に連れて行ったらパニック起こすだろうな。 

やや斜めの席だったこともあり、タッグの選手が待機する後ろ姿とリングがちょうど被るので、寝技はほぼ見えず。選手のお尻をずっと見ている感じだった。お尻を鑑賞したい方にはおすすめである。

 

これが2回目で良かった。1回目でこの席だったらここまでハマらなかったろうな。私はリング全体を見渡せるちょっと遠くの席の方が合ってるのだなとわかった。友達と来たので、イライラが共有できてよかった。

(愚痴終わり)

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全体的にはとても楽しかった。久しぶりの生観戦だ。動画で見ているときの3倍くらい、選手の身体が大きく感じた。

前回は全員一緒に見えていたヤングライオンもすっかりわかる、日本人選手もわかる、外国の選手はあと一歩。バレットクラブは何がくっついてどうなったんだかよくわからないけれど、そのうち週刊プロレスで解説してくれるだろう(最近本屋に行けなくてチェックできてない)。

試合の動画を何となく選んでいるとき、第三世代が出ているとあんまり選ばなかったのだが、中西選手がとても大きくて、存在だけですごくて、それから前より見るようになった。

ファレ選手が逆さまでリング外に落ちていくのにまじで驚き、悲鳴を上げてしまったが、帰ってから動画サイトで確認したら全然危なそうに見えなくて軽くやってのけていて、やっぱり動画と生観戦は違うな!となった。

リング内は見えにくいことが多かったけれど、入退場の通路がまあまあ近かったので、衣装の質感を堪能することはできた。お面めっちゃ凝ってるな…と思った。布も、どこで買えるんだろうという変わったやつだ。

ロスインゴのできたばかりの頃の試合を見続けていた時期があるので(結局途中で全部見るの諦めたけれど)、今のイービル選手の衣装の凝った作りも感動した。なんていうか、最初の頃の衣装は、長期連載の漫画の1巻を久しぶりに見たら、こんなに絵が下手だったのか!って拍子抜けする感じだ。

 

場外乱闘を楽しみにしていたが(目の前で起きてほしかった)、見えない位置で起きていることが多くてスクリーンに映るのをぼんやり見ていたが、2回くらい?もはや誰か忘れたけどロスインゴの誰かだったり、友達の好きなデスペラード選手だったりがまあまあ近くに来てくれたのでワアワア喜んでしまった。

やっぱり近い席だから筋肉の細かい表情を窺うことができる。友達が身体マニアだから、つられて私も筋肉を観察してしまう。石森選手のバッキバキの筋肉は好みじゃないらしい(水分の無い筋肉、と表現したのが印象的だ)。ボディビルダー的なのじゃなくて、ある程度脂肪が乗って柔らかさがないとだめなのか…と思って私も見たけれど、いまいちツボがよくわからなかった。

鷹木選手とデスペラード選手の、分厚い胸板コンビが戦う場面があったので友達は「挟まれたい!」と言いながら興奮していて、私も筋肉対決!!と一緒にワアワア言っておいた。友達は1人でも来ることが多いけれど、感想言いながら見るのはやっぱり楽しいと言ってくれてた。

 タイチ選手が出ていたのだが、私が初めてタイチ選手を認識したのがユーチューブかなんかで解説席にいる所で、白いし太っているし戦わないとか言っているから引退した選手なのかな?と思っていたので、今は少しお腹を鍛え始めてて、マイクパフォーマンスもうまいし、他の人たちもそうだろうけど注目し始めている。訛りが少し出てしまうのも良い。身体マニアの友達もチェックしている。

 

KUSHIDA選手を見送るつもりで来たけれど、終わってしまうというのに気が取られてしまい、逆にぼんやりと見てしまった。淡々と自分の中で時間が流れて行って、ああこうやって私がぼんやりと見ていても試合は終わっていくんだなあ…と俯瞰してしまった。

最後決め技に近づいたときは思わず「ああ終わっちゃう」と口からこぼれた。やっぱりちょっと切なくなった。

 

試合途中、特にコール的なのはしないけれど悲鳴出したり興奮して喋ったりはしていたので、喉がガラガラになって、軽く咳が出てしまい、季節柄咳をすると「お前インフルエンザだな」という空気になるのでがまんしてちょっと辛かった。

帰りの電車は酔っ払いの乗車率50パーセントという感じで空気悪く、ここでもやや咳の波がやってきたので、違うのにーと焦った。

 

 帰るとほぼ日付が変わる時間になっていたが、ウトウトしながら今日の試合動画をチェックしたら、通路のまあまあ近くなので、選手の入退場の時に、自分の姿がちょっとだけ映っていた。ニコニコ楽しそうにしていた。

職場の人に、ハマり始めた時に「いつもプロレスのこと考えちゃうんです」と言ったら、それは恋ですよと返され、これが恋なのか~と思っていたが、このニコニコ顔は恋してるな、となった。しかも特定の選手っていうよりプロレスがんばっている全体を愛してるから、失恋も無いな。

 

凶悪な暴力事件とか起こりませんように(新井浩文好きだったので、今少しショックだ)。死んだり寝たきりになる人がこれ以上増えませんように。早くに引退した選手が、第二の人生で腐らず充実した日々を送っていますように。

飯塚選手の引退試合も見に行くので、これから動画サイトにある全部の試合(デスマッチはまだ悩んでいるが)をチェックして、にわかファンとしてしっかり見届けに行ってくる。

あと1週間くらい経ったら、インフルとノロを恐れ、雪降りませんようにと天にお祈りする(雨女なのであんまり強く祈らないようにしているが)、絶対に負けられない戦いみたいになるが、楽しみだ。

 

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