オエウイのプロレス日記

プロレスについて記録用。2018.10初観戦。生観戦すると書くこと多いです。たまーに更新

2 内藤選手のプロフェッショナル感想等

10月に新日本プロレスを見に行ってハマり、引き続き楽しんでいる。

 まあ、見に行けたのはまだ1回だけだけれども。

 

どうせ飽きるんだから、今の新鮮な気持ちをどんどん書いて、残しておこう。何も知らないため、知るたびに衝撃が走っているので、その時を思い出すために残しておこう。何ヶ月後に私は飽きているのだろうか。書き終わるのが遅いので、ああこれも記録しておかなくちゃ!というのが増えていく。友達と、どっちが先に飽きるかねえと言いながらキャッキャしている。

 

月額千円で過去の試合が見放題の「新日本プロレスワールド」に12月から入会してしまい、しこたま見ている。毎月自動で引き落としだ。保険やら公共料金やら以外で自動引き落としなのは久しぶりだ。私はいつ飽きるのだろうか、飽きたらすぐ退会しなくては。

本当はファンクラブも入りたいし、スマホの会員サイトも入りたいけれど、金額だって両方で月千円位?払えなくもないけれど、そんなずぶずぶ行っていいのか、と慎重だ。宗教とかじゃなくてよかった。

 

ひと月くらい前にNHKの「プロフェッショナル」で内藤哲也が紹介されていた。(今更の感想文だ)

プロレスを見に行くまで、誰なのか本当に全く知らなかった。会場で配られたチラシにお決まりの目を開くポーズで写っていたのを見て、「なんだろう、怖い、キワモノキャラなのかな」くらいに思っていた。

「ロスインゴベルナブレスデハポン」というグループ?チーム?を認識したときも、そこら辺の人と同様「え?何?名前長いし覚えられない」となったが、時どき口に出して言ってみたりした。

友達が「内藤の試合面白いよ、Tシャツ着てる人多いよ」と言っていて、人気なんだ~試合が面白いのかなあと認識し出し、雑誌「number」のファン投票の号をゲットしたら内藤が1位で、やっぱり人気なんだ~と思いつつ、なんでなのかわかっていなかったタイミングでプロフェッショナルが放送された。

 

下世話でゴシップ好きなので、私生活的なものも見られるのかなと思っていたが、素を感じたのは、芝居がかっていない真面目で照れくさそうなしゃべりかたと、スマホのケースと、星柄のタンクトップと、コインパーキングで小銭で清算する姿くらいだった。結婚して子供がいてもおかしくないだろうけど、実家のシーンでも家族は出てこないし、ましてや自宅は全く出てこないし、プロレスラーとしてのイメージはしっかり守ってるなと思った。

 

私は、一回挫折を経験した人の話に弱い。成功だけしてきた人の体験談を聞いても運が良かったんだろ、能力がそもそも違うんだろ、と斜に構えてしまうが、失敗を経験して這いあがった人に対しては、途端にその人に深みを感じて、話に耳を傾けてしまう。

 

内藤選手は、自分が次のスターになるだろうと思っていたのに、後輩に追い抜かされ、会社に軽く扱われ、観客にはヒールではないはずなのになぜかブーイングをもらい、どうしたらいいか悩む辛い時期があったようだ。

そんな時にメキシコに遠征し、ユニット「ロスインゴベルナブレス」の自由なプロレスに出会い、帰国してその日本版を立ち上げ、ウケ狙いを止めて自分がやりたいように表現したら、お客さんが付いてくるようになった。試行錯誤の末の立ち位置なのだろう。

「あきらめなければ夢はかなうという言葉は嫌いですけど、どんな状況でもあきらめなければ光は見えてくる」

番組中でもこのメッセージが黒い画面に文字でクローズアップされていたけれど、良いこと言うなあ、しかも説得力ある、と心に響いた。

 

私は就職活動で失敗し、1年近くほぼ引きこもりになっていた。母に言わせれば「拗ねてたわよね」と、1回だいぶ腐っていた。

やっぱり今でもその失敗経験がひっかかっているのだが、働き始めて6年くらい経ち、やっと現実的な向上心が芽生えてきて、がんばればいいのだ、となってきたところでの内藤選手のプロフェッショナルだった。

試合を見ていて好きなのが、劣勢になっている方を観客が応援するところだ。シナリオ通りといったらそれまでなのだろうけど、応援された劣勢な方は、声援に押されるようにやり返して、最後には勝ってしまったりする。

みんな、どこかしら怪我している。膝なんか傷めやすい箇所のようで普通にスタスタ歩けない人だらけだ。

あの有名な棚橋選手が42歳で、膝も慢性的に傷めていると知り、ピークはもう過ぎているのかなあと思っていたが、インタビューを読んだら、自分でピークは過ぎていると自覚している発言をしていて、ええっ、筋肉ナルシストっぽいのに自分のこと客観視してるのか、素直に受け入れてるのかあと切なくなった。人気も実力も1番ではもうないと自覚しつつ、きちんとトレーニングして、食事制限して、会社のために営業活動しまくってるのかあ。かっこよすぎるなあ。自撮り好きな人苦手だけどかっこいいな。

 

プロレスは人生だ、とちょこちょこ見かけるけれど、確かにそう感じる。

スポーツ全般観るのが好きだが、人生を感じることは無かった。オリンピックで活躍するようなスポーツ選手は多くが20代前半くらいで、応援はするけど自分を重ねたりすることはない(プロレスラーももちろん身体能力が素晴らしく、同じ人間なのにやっていることは非現実的で、はるか遠い存在であるが)。

 死人も出るような世界なのに、長い人は30年以上現役だ。その間それぞれ紆余曲折がある。ピークを過ぎたり、ケガで激しいことはできなくなったり。そうなっても、ヒールになって試合スタイルを変えたり、他の人の引き立て役になったり。何ヶ月もケガで休むことになってもがんばって復帰してまた活躍したり。

「諦めなければあなたも大丈夫だよ」と背中を押される気分になるのだ。

人生の参考にするのは中学の時にはまった中田英寿(今となっては何をやってるのかよく分からない人になってしまったが)以来だ。がんばれ、私もがんばる。

(単純に、マッチョが投げ合ってるの見てるだけで楽しいし)

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せっかく試合見放題のサイトに加入したのだし、内藤がメキシコから帰ってきて段々人気になっていくのを追っていこうと思って「内藤」で検索して、2015年の6月頃まで遡ったら、それはそれはとても大量の試合が行われていて、何百試合も見なければなの?と少しクラっと来た。地方の大会はまあ試合の流れとか大体一緒なので、飛ばせばいいんだろうけど、解説が入っているやつだったら「すごい批判されてるけどこれがいつ覆るんだろう」とか思うと、一応聞いておかなければな…とか思い始め、見すぎて目がかすみ始めると、私は何をしてるんだろうかと思う。

あと職場の人に90年代のプロレスの事を全然知らないのを鼻で笑われるのが悔しいので、有名な人たちの試合数試合ずつでもチェックしないとかなと思うけど、有名な人たち多すぎる…。

雑誌「ケトル」が新日本プロレス特集だったので買ったら、プロレスに詳しい人たちが記憶に残っている過去の試合を紹介していたのでこれも見なければ。

天龍さんの引退試合でオカダカズチカと対戦したのが評判がいいのでウキウキして検索したら無くて、新日本主催じゃないからとか…?とグーグル検索したらDVDが1万円と出てきて、まじか…となった。

 

1月4日は「イッテンヨン」と読むと学び(ん?イチテンヨン?)、1年の中で一番力が入ったイベントだとこの2週間くらいで学んだ。仕事を休まなかったので行けないし、1人でそんな人ごみに行くの考えると無理だなあと思うけれど、次は行けるかなあ。チケットの値段が年々上がってると聞くけれど、遠い席でも楽しいものなのかな(1番高い席は5万とあったけれど、すごいなあ)。