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母の好きなテレビ番組

テレビが好きで、インドアなので、とてもテレビを見ている。家に帰ったらまず付けてしまう。

母と父も基本的にテレビ好きだと思う。最近、BSアンテナを付けた。ずっとBS導入したがっていたが、アンテナをどうすればいいかわからずそのままになっていて、ついに引退間近のなじみの電気屋さんに付けてもらっていた。

月のNHKの料金が千円位プラスでかかるらしく、贅沢だね、と話したら「もうあと死ぬだけだから、好きなことやって死ぬんだ」とのことだった。

父は一昨年とりあえず胃がんの手術(早期だけど)をしたし、高血圧だし、ずっと働きものだから、何となく明日朝起きてこなくてもおかしくないなと思っている(風呂からなかなか出てこなかったり、朝起きるのが遅いと、母はねえ怖いから様子見てきて、と言ってくる。まあそういう段階に来ている)

 

家族(リビングを定位置にしている父母私)で同じテレビを見ているので、ある程度親の好みが反映された番組選びになる。

クイズ番組はほとんど見ない、大食いは気持ち悪いからダメ、ロンハー・水曜日のダウンタウン等の人を見下した内容があるのも嫌がる。明石家さんまが出ているのも父は嫌がるが、ほんまでっかは毎週見ている(逆に踊るさんま御殿は見ていると絶対変えられるので何年も見ていない。私は何とか話に入ろうと構えているお笑い芸人見るのが好きなのだけれど)。タモリ倶楽部もあんまりのよう。その声を無視して見ていたら、昔、空耳グランプリを選ぶ回で、長い時間、グランプリに選ばれた下ネタ表現のきつい映像が流され、きつかった。ドラマも、大体ダメだ(逃げ恥もヒットしなかった)。

朝は何年も「おはよう日本」だったけれど、この数か月、「あさチャン」を朝テレビを付けたらとりあえず流している。父は夏目アナ好きで、出ているのを発見したようだ。

マツコの出ている番組は大体全部見ている。怒り心頭も毎回見ているけれど、有吉が散歩するやつは生野アナの笑い声がダメで止められる(私も最初あの笑い声が苦手だったが別に生野アナ悪い人ではなさそうなので見ていたが、やっぱり私もあの笑い声が苦手にまたなってしまった。忙しいだろうしレギュラーアナウンサー替わらないかな…)。

ひな壇芸人がガチャガチャやっているものは基本的に嫌がられるが、母はアメトーークは認めている。前に、友達Kちゃんと母と3人でお笑い芸人の話になった時、母はケンコバが誰かわからないと言っていたが、「坊主で、体丸くて、アメトーク時々出てて…」との私の説明にKちゃんが「アメトークでよく左下に座ってますよ」と言ったら「ああよく帽子かぶってる!」とピンと来ていたのでそれなりに見ているようだ(あの時間には眠ってしまっていることが多いので、録画を見るかどうか、くらいだが)。

母は中川家がやる、「空港の入国審査官」が大好きだ。たぶん何年か前に姉に連れて行ってもらった初めての海外旅行(台湾)の思い出と重なる部分もあるのだろうけど、アメトーーク中川家特集をやったときの回を録画していつまでも消さず、空港の入国審査官のところだけたぶん20回以上見ていた。

母は「録画しといて」「消さないで」という割りに見ないものもたくさんあるが(朝ドラの総集編は毎回そういう感じになる)、たまに大ヒットが来るようで、映画「海街ダイアリー」は音楽を流すように、寝る前に流してボーっと見ていた。綾瀬はるかの「それは大人の仕事です。」のセリフがお気に入りでそのシーンを確認するように見ていた。私が買った原作漫画を、父も珍しく全巻読んでいたので、家族でヒットだった(父がそれ以前に私の買う漫画について何か言って来たのは、まんしゅうきつこ先生の『アル中ワンダーランド』だ。たぶん漫画内容が気に入ったんだろうけど「まん きつこってえのは漫画家か?」てきにワザと間違えたのどうかよくわからない感じで聞いてきたので無視しておいた)。

 

私が楽しい記憶だな、と思うのは、私が中学生くらい?でなだぎ武友近がまだ付き合っていて、ビバリーヒルズ高校白書のパロディが人気だったころ。

母、姉、私で朝ごはんを食べながらめざましテレビを見ていたら、なだぎ武があのアメリカ人の格好をして自転車で登場して、そして、自転車から降りるとき、上げた脚をわざとピーンとゆっくり天井に向けた。その動きの意外性に、母は文字通り味噌汁を噴いてしまった。漫画のような光景だった。その光景を思い出すと、温かい気持ちになる。